1. トップ
  2. 恋愛
  3. 結婚しなくても幸せ? 一生独身を選んだアラフォー&アラフィフ女性の本音

結婚しなくても幸せ? 一生独身を選んだアラフォー&アラフィフ女性の本音

  • 2015.9.3
  • 52564 views

それなりに収入もあり、自分の時間を満喫していると、ふと「このまま結婚しなくてもいいかなあ」なんて思う瞬間はありませんか? そこで、実際に生涯“おひとりさま”の人生を選び、シングルライフを謳歌している独身アラフォー&アラフィフ女性に話を聞いてみました。

●とにかく趣味に没頭したい! それを叶えられるのは“独身”だからこそ

結婚・出産すると、お金や時間をかけられなくなるのが自分の趣味。習いごとはもちろん、大好きなアイドルの追っかけや海外旅行など、自由に動けるのは独身だからこそですよね。でも、“一生独身”の人生を選べば、それを諦めなくていいんです。

「子どもができない身体だということがわかり、一生独身でいることを決意。それからは派遣社員として働き、ある程度のお金が貯まったら、1カ月ほど海外旅行をするようにしています。そのためなら頑張って働けるし、旅に出れば刺激あふれる最高の体験ができるんです。この楽しさを知ってしまったら、なかなか抜け出すことはできません」(43歳・派遣社員)

40代であっても、海外ではワンナイトラブも珍しくないもの。子どもを諦めたあとはポジティブに前を向き、一瞬一瞬を心から楽しんでいるという彼女は、傍目にもとても若々しく、生き生きとしています。目標だという世界一周を実現する日も遠くなさそうです。

「大好きなアイドルの追っかけのために、週末は遠征の日々。地方ごとに会えるファンの友達との交流は、どんな時間よりも楽しいもの。先日はその友達と一緒に海外まで遠征し、最高の思い出になりました。アイドルの笑顔は私たちを裏切りません!」(47歳・会社員)

非日常の世界へ導いてくれるアイドルは最高の癒やし。しかも、最近のアイドルは握手会やファンミーティングなどでファンと接する機会が増えているので、かつてのような“雲の上の存在”から、“親近感あふれる存在”になっています。アイドルもファンの顔を覚えることが必至となり、会えば甘い言葉をくれるので、疑似恋愛ができてしまうのだとか。とはいえ、彼らは基本的にかなり年下なので、熱愛報道があっても「あらあら」と笑って済ませてしまう寛容さを持っているのがアラフォー女性のファンの特徴です。

●好きな人生を自分の手でつかみ、歩くことができる

女性は結婚し、出産を迎えると、どうしてもさまざまな都合に縛られてしまいます。大好きな仕事をしていたとしても、出産を機に諦めなくてはいけない…そんな職種もまだまだ少なくはありません。さらに、子どもがいなくても、夫の転勤で仕事を辞めなくてはいけないということもしばしば。

しかし、独身を貫けば、自分のライプランをしっかりと築き、実現させることができます。

「自分の夢だった仕事で管理職まで上りつめることができたのは、独身を選んだからこそ。バリバリ仕事をして、結果を出していける今の仕事は天職だと思っています」(45歳・商社)

「普段は保育園の先生をしています。毎日かわいい子どもたちを見ていて出産を考えたこともありますが、育児の大変さや思春期の苦労などを近くで見ていると、仕事で接するくらいが一番だと思うようになりました。今は園児に愛情をたっぷり注いで母性を満足させ、家に帰ればゆったりと自分だけの時間を過ごしています。このバランスが最高です!」(47歳・保育士)

まさにおばあちゃんと孫のような“いいとこ取り”な体験ができるのは、この職業ならでは。女性だらけの職場なので、定年後も嘱託員として働く人も多いようです。

●いつでも素敵な恋愛ができる

「一度は結婚してみたいという思いはありますが、同世代の結婚した友達と話していると、ダンナの愚痴ばかりということも少なくありません。それには耳をふさぎたくなるのが事実。はっきり言って、『じゃぁ、なんで結婚したの?』と思ってしまいます」(42歳・金融)

ラブラブな話を聞いていたのは10年以上前。今では一緒にいたくないという話ばかり聞いていると、結婚への夢はどんどん遠のいてしまいます。

「今は独身の男性も多いから、40代になっても恋愛する環境は20代の頃と変わりません。ただ、浮足立った恋愛ではなく、じっくりとお互いを思いやるような大人の恋愛ができるからこそ、結婚にはこだわらず、一緒にいられる気がします」(45歳・会社員)

若いうちは恋に盲目になり、結婚という目標だけしか見えなくなることも多々。さらに女性が自立し、経済力もついているからこそ、お互いを尊重できなくなり、離婚率が上がるという側面もあります。それならば、自分の居心地のいい生活をしっかりと保持したまま、大好きな人がいるという環境は幸せなこと。子どもという存在に縛られることもありません。あくまでもお互いの意思で一緒にいるという状態がとても心地いいのでしょう。

自分で選んだ道だからこそ、楽しく幸せなシングルライフ。仕事に趣味に没頭し、なかには老後に婚活をしたいと話す人も増えています。周りからは「出産しろ」「結婚しろ」などと言われた経験もあり、ツラかったと話してくれた女性もいました。しかし、そんなプレッシャーに負けることなく自分の意思を貫き、自分が信じる幸せの道を選んだ彼女たちは、みな笑顔で楽しそうに人生を謳歌していたのが印象的でした。

<文/吉田可奈>

の記事をもっとみる