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四段式筆箱に結婚式のゴンドラ。「そんな時代もあったね」を紙で表現してみたら...

  • 2022.2.25
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新しい生活様式が定着し、時代の変化はスピードを増すばかり。お疲れ気味の現実から少し離れて、あの頃の思い出に浸るのも良いかもしれない。今回は絵本スタイルで昭和の「あるある」を振り返るユニークな本を紹介する。

2022年2月21日『変わるもの 変わらないもの』(ルアナパブリッシング)が発売された。

ルアナパブリッシングは「家族や仲間に遺しておきたい想いを本(絵本)に」をコンセプトとする出版社だ。本書では、昔懐かしい「あのころ」と「いまどき」の生活をやさしく温かいイラスト&文章で比較していく。絵本形式で「高度成長期~バブル期」と「現在」における私達日本人の暮らしを、イラストと文章で比較していくエッセイとなっている。

4段式筆箱、切符切りのパンチ、ペンフレンド募集コーナーなど、40~50代の方なら懐かしい思い出が蘇るようなキーワードと、塾弁やテレワークなど、現代のキーワードが盛り込まれている。昔と今の良さを比較し、家族で楽しむことができそうだ。

イラストは、20数年に及び第一線で活躍するイラストレーター天野勢津子さん、文は今作が商業出版物としては初の作品となるHARUTA YATOさんが担当している。「紙の本」ならではの斬新なデザインを担当したのはデザイナーの中嶋直幸さん。

高度成長~バブル期の背景は「古紙」、現代の背景を「リングノート」にする徹底したデザインにも熱意が感じられる。紙の本だからこその良さを存分に楽しむことができる絵本だ。

ワイワイと家族で読むのも楽しそう。ページをめくるごとに話が盛り上がるだろう。

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