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「この花は何の花?」知ってると心がうるおう【今日の誕生花】、正解は?ー日めくり花言葉 ー

  • 2022.10.2

花はそれぞれに“花言葉”を持っています。また、365日一日一日に“誕生花”が存在します。記念日や誕生日などのお祝い事に、お花のプレゼントをしてみませんか?

元生花店店員で花の魅力を伝えるイラストレーター・エリさんが、10月2日の誕生花と花言葉をご紹介。花にまつわるエピソードも伺いました。

さあ、イラストの絵が何の花かわかりますか?

10月2日の誕生花は?

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イラスト:エリ

■10月2日の誕生花:シュウメイギク
■花言葉:忍耐、淡い想い、多感なとき

コスモスのような見た目のシュウメイギク。漢字では「秋明菊」と書き、文字通り、秋のお花です。

「菊」と付いていますが、実は菊の仲間ではなく、アネモネの仲間。その清楚な美しい見た目がガーデニング界でも人気なんだとか。

シュウメイギクってどんな花?

キンポウゲ科(APG分類:キンポウゲ科)の多年草。古く中国から渡来し、各地の山野に野生化している。京都の鞍馬(くらま)や貴船(きぶね)山中に多く、キブネギクの名もある。栽培品が野生化したものである。半日陰に育ち、地下茎で広がり群落となる。
出典:日本大百科全書(ニッポニカ) 小学館

風情ある姿が魅力的なシュウメイギクは、キンポウゲ科の植物。比較的暑さにも寒さにも強く、一度植えれば毎年開花して長く楽しめる多年草です。「貴船菊(キブネギク)」「秋牡丹(アキボタン)」などとも呼ばれ、野山に多く自生しているんだそう。道端で気軽に見かけられるのも、なんだか親近感のある花です。

切り花をはじめ、花壇や鉢植えなど、活躍の場は広め。花びらのように見える部分はガクで、5〜20枚以上と、品種によって枚数が変わります。花の色は白や濃いピンク、淡いピンクなどが多く、日なたやチラチラと明るい半日陰の環境を好みます。

可憐な見た目とは裏腹に、茎からでる汁には毒があるので、小さなお子さんがいらっしゃる方や、ペットのお散歩の際などは気をつけてください。

エリのつぶやき

ふわふわ〜とした優しい空気をまとっているシュウメイギク。散歩中に花壇に植えられているものを見かけることもあります。昔どこかで聞いたことがあるのですが、日本は街路樹が豊富なんですって。新興国などは予算が足りず、街を歩いていても整った植物が少ないそうです。そういう話を耳にすると、四季にも恵まれているし、花を楽しむのにはうってつけの国だってことを改めて自覚しますね。

家に生花を飾ると、その花の季節を身近に感じることができ、暮らしに彩りをもたらしてくれます。そんな花のある暮らしの魅力を感じていただけるように、これからもさまざまな花の魅力をお届けしていきます。 あなたの好きな花を見つけるきっかけになれば幸いです。



イラスト・監修:エリ(Instagram / @flowereriy
花の魅力を伝えるイラストレーター。多摩美術大学卒。在学中に生花店に勤務した経験などを活かしてInstagram上で「花のある暮らし」を提案。著書に『毎日が楽しくなるイラスト花図鑑』(彩流社)
編集:TRILLニュース