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「この花は何の花?」知ってると心がうるおう【今日の誕生花】、正解は?ー日めくり花言葉 ー

  • 2022.10.1
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花はそれぞれに“花言葉”を持っています。また、365日一日一日に“誕生花”が存在します。記念日や誕生日などのお祝い事に、お花のプレゼントをしてみませんか?

元生花店店員で花の魅力を伝えるイラストレーター・エリさんが、10月1日の誕生花と花言葉をご紹介。花にまつわるエピソードも伺いました。

さあ、イラストの絵が何の花かわかりますか?

10月1日の誕生花は?

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イラスト:エリ

■10月1日の誕生花:センニチコウ
■花言葉:不朽、色あせぬ愛、永遠の恋

ふさふさのこんもりとしたシルエットが愛嬌たっぷり。漢字だと「千日紅」と書きます。

夏の暑さに強く花持ちもよいので、ガーデニング初心者の方も楽しめる花です。

センニチコウってどんな花?

ヒユ科(APG分類:ヒユ科)の一年草。熱帯アメリカ原産。センニチソウともいい、属名のゴンフレナでよばれることもある。高さ50センチメートルに達し、よく分枝して長楕円(ちょうだえん)形の葉を対生する。各枝の先端に球状の頭花をつける。小花は花弁を欠くが、2枚の包葉は光沢を帯びた紫紅色になり、退色せず長期間色を保つので千日紅の名がある。
出典:日本大百科全書(ニッポニカ) 小学館

まるでベリーのような色にころんとした形が可愛いセンニチコウ。熱帯に多く生息するヒユ科の一年草です。野に生えていることもあり、見たことある方も多いのではないでしょうか。白くて同じような形をしたカタバミもありますが、それとはまた違います。

きれいな赤が長く続くことから、名前の由来がきているそう。実際にドライフラワーにしても極端に色が暗くなることはなく、比較的きれいな赤が続きます。花言葉の一つの「色あせぬ愛」はそんな花の特性からきているんだとか。ロマンチック!

センニチコウの仲間は100種以上あり、黄色や赤の花を咲かせる「キバナセンニチコウ」や「ファイヤーワークス」と呼ばれるスパイシーな香りをもつ品種も流通しています。

生花では水を吸いにくいので、枯れないうちにドライフラワーにしてしまうのがおすすめです。乾燥した部屋に数日吊るしておくと、きれいなドライフラワーになります。

エリのつぶやき

ピンクや赤の小さいコロコロしたものって、木の実のようでおいしそうに感じませんか?まさに“キュート”という言葉がぴったり。花の一番の魅力って、儚さを備えた“可憐さ”かなと思うんですが、こんな健康的な姿も魅力的。まったく、花は人と一緒で色んな姿があって、本当に何を見ても飽きないものです。

 

家に生花を飾ると、その花の季節を身近に感じることができ、暮らしに彩りをもたらしてくれます。そんな花のある暮らしの魅力を感じていただけるように、これからもさまざまな花の魅力をお届けしていきます。 あなたの好きな花を見つけるきっかけになれば幸いです。



イラスト・監修:エリ(Instagram / @flowereriy
花の魅力を伝えるイラストレーター。多摩美術大学卒。在学中に生花店に勤務した経験などを活かしてInstagram上で「花のある暮らし」を提案。著書に『毎日が楽しくなるイラスト花図鑑』(彩流社)
編集:TRILLニュース