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「この花は何の花?」心がうるおう【今日の誕生花】、正解は? ー日めくり花言葉 ー

  • 2022.9.29
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花はそれぞれに、一つひとつ“花言葉”を持っています。また、365日一日一日に“誕生花”が存在します。記念日や誕生日などのお祝い事に、お花のプレゼントをしてみませんか?

元生花店店員で花の魅力を伝えるイラストレーター・エリさんが、9月29日の誕生花と花言葉をご紹介。花にまつわるエピソードも伺いました。贈る相手やシチュエーションに合った、ぴったりの花を選ぶ参考にしてくださいね!

さあ、イラストの絵が何の花かわかりますか?

9月29日の誕生花は…?

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イラスト:エリ

■9月29日の誕生花:ナナカマド
■花言葉:慎重、賢明、私はあなたを見守る

小さな赤い実が有名なナナカマド。北海道や東北地方では、街路樹としてよく植えられているそう。

葉が紅葉し落ちた後も実だけが残るので、冬は北国ならではの美しい風景を楽しめます。

ナナカマドってどんな植物?

バラ科(APG分類:バラ科)の落葉高木。高さ7~10メートル。枝に皮目がある。葉は互生し、羽状複葉。小葉は長さ3~7センチメートル、無柄で9~15枚あり、長楕円(ちょうだえん)形または披針(ひしん)形、先はとがり、縁(へり)に鋭い重鋸歯(じゅうきょし)がある。5~7月、枝先に約10センチメートルの複散房状の花序を出し、白色の5弁花を多数開く。雄しべは20本、雌しべは1本で花柱は3~4本、子房は下位。5枚の萼片(がくへん)は内曲する。果実は球形のなし状果で径約5ミリメートル。やや涼しい山地に生え、日本全土、および朝鮮半島、千島、樺太(からふと)(サハリン)に分布する。
出典:日本大百科全書(ニッポニカ) 小学館

ナナカマドはバラ科の落葉高木。落葉高木というだけあって、高さは約7〜10mにもなります。

花の名前はその名の通り、「7回釜戸で焼いても燃えない」という意味からきているんだとか。枝に水を多く含んでいるので燃えにくく、また折れにくい丈夫な植物です。

夏頃に枝先に房状の白い小さな花を咲かせます。秋は紅葉し、画像のようなきれいな赤い実をつけるので、自宅で飾ると季節を感じられておすすめです。しかし実にはシアン化合物という毒を含んでいるので食べると危険。小さなお子さんやペットのいる方は、特に注意してくださいね。

枝先は縦にハサミで割り入れるように切ると、水を吸いやすく長持ちしますよ。

エリのつぶやき

釜戸で焼くものといえば、もっぱらピザという印象が強い私。まさか花木の名前に「釜戸」とついてるものがあるとは…。人の名前の由来もさまざまですが、植物の名前の由来もなかなか。ちなみに釜戸を使う人といえば、「釜爺」の印象です。「千と千尋の神隠し」世代なので…。

 

家に生花を飾ると、その花の季節を身近に感じることができ、暮らしに彩りをもたらしてくれます。そんな花のある暮らしの魅力を感じていただけるように、これからもさまざまな花の魅力をお届けしていきます。 あなたの好きな花を見つけるきっかけになれば幸いです。



イラスト・監修:エリ(Instagram / @flowereriy
花の魅力を伝えるイラストレーター。多摩美術大学卒。在学中に生花店に勤務した経験などを活かしてInstagram上で「花のある暮らし」を提案。著書に『毎日が楽しくなるイラスト花図鑑』(彩流社)
編集:TRILLニュース