「思わず贈りたくなる！」9月28日の【誕生花】は何の花？　ー 心がうるおう、日めくり花言葉 ー

花はそれぞれに“花言葉”を持っています。また、365日一日一日に“誕生花”が存在します。記念日や誕生日などのお祝い事に、お花のプレゼントをしてみませんか？

元生花店店員で花の魅力を伝えるイラストレーター・エリさんが、9月28日の誕生花と花言葉をご紹介。花にまつわるエピソードや扱い方を伺いました。

贈る相手やシチュエーションに合った、ぴったりの花を選ぶ参考にしてくださいね！

9月28日の誕生花

■9月28日の誕生花：リンドウ
■花言葉：正義感、あなたの悲しみに寄り添う

どこか和風な雰囲気をまとっているリンドウ。漢字では「竜胆」と書きます。

秋の祝日のひとつである敬老の日には、和風な見た目が季節にも合うことから、プレゼントとして選ばれることも多いそう。

リンドウってどんな花？

リンドウ科（APG分類：リンドウ科）の多年草。茎は高さ20～60センチメートル。葉は対生し、披針(ひしん)形で顕著な3脈があり、柄はない。9～11月、日がさすと、茎頂や上部の葉腋(ようえき)に青紫色または紅紫色の花を上向きに開く。花冠は筒状の鐘形で、先は5裂する。ススキ草原や崖(がけ)の縁、疎林の中などに生え、本州から九州に分布する。
出典：日本大百科全書(ニッポニカ) 小学館

リンドウ科の多年草であるリンドウは、生け花界ではとってもメジャー。花屋さんだけではなく、日本の野山なんかにも自生する代表的な花のひとつです。

他の花ではなかなか見ない、深くてキリッとした青が特徴。他は紫やグリーンなどのカラーバリエーションが豊富です。花の形も他の花にはない形で、少しすぼんだような上品な花を、上向きにいくつも咲かせます。

切り花は比較的お手頃な価格で手に入るのが魅力。少し色合いの違うリンドウのみを数本花瓶に飾るのもとても素敵です。

花や葉が一本の線上についているので、花瓶に飾る際は、水についてしまう部分の花は取り除いてください。また、花の部分は水に濡れると茶色く変色してしまうので、気をつけて扱いましょう。

エリのつぶやき

リンドウって硬派な見た目をしていると思いませんか？キリッとした青にツンとした横顔。厳かな雰囲気すぎて昔は少し苦手だったのですが、大人になってからは“マイベストオブ厳かフラワー”として、私の中で人気を博しています！食べ物の趣味と同じで、花の趣味も年齢と共に変わるのかな、なんて思う今日この頃です。

 

家に生花を飾ると、その花の季節を身近に感じることができ、心にうるおいが生まれるでしょう。そんな花のある暮らしの魅力を感じていただけるように、これからもさまざまな花の魅力をお届けしていきます。 あなたの好きな花を見つけるきっかけになれば幸いです。

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イラスト・監修：エリ（Instagram / @flowereriy）
花の魅力を伝えるイラストレーター。多摩美術大学卒。在学中に生花店に勤務した経験などを活かしてInstagram上で「花のある暮らし」を提案。著書に『毎日が楽しくなるイラスト花図鑑』（彩流社）
編集：TRILLニュース