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「この花は何の花?」知ってると心がうるおう【今日の誕生花】、正解は?ー日めくり花言葉 ー

  • 2022.9.26
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花はそれぞれに“花言葉”を持っています。また、365日一日一日に“誕生花”が存在します。記念日や誕生日などのお祝い事に、お花のプレゼントをしてみませんか?

元生花店店員で花の魅力を伝えるイラストレーター・エリさんが、9月26日の誕生花と花言葉をご紹介。あわせて、花にまつわるエピソードを伺いました。

さあ、イラストの絵が何の花かわかりますか?

9月26日の誕生花は…?

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イラスト:エリ

■9月26日の誕生花:ハス
■花言葉:清らかな心、神聖

ハスはみなさんもよく知っている花のひとつではないでしょうか。

ハスの地下茎であるレンコンが身近ですよね。食べられる野菜の中で、ここまで美しく咲く花はハス以外にないと言っても過言ではないと思います。

ハスってどんな花?

ハス科(APG分類:ハス科)の多年生水草。根茎は泥中を横にはい、先端部は養分を蓄えて肥厚する。葉は盾状、葉身は円形で径30センチメートル、水面に浮かぶ浮葉と、長い葉柄がある空中葉の2型がある。花は大形、桃色の花弁が多数ある。果実は楕円(だえん)形で、逆円錐(えんすい)形の花床に埋没する。根茎の肥厚部を蓮根(れんこん)といい、食用とされる。
出典:日本大百科全書(ニッポニカ) 小学館

ハスはハス科の多年草。まるで光を放つような透明感のある花が特徴です。日本ではとても高価な花として扱われていて、1輪数千円ほどします。

自宅で楽しむのも良いですが、繊細さゆえに扱いが難しい一面も…。水を吸いにくく、あまり長持ちしません。なので、ハスの名所で楽しむのがおすすめです。東京だと上野公園にある不忍池(しのばずのいけ)がハスの名所として知られています。

また、ハスはベトナムの国花でもあり、空港に着くといろいろな場所に描かれています。

エリのつぶやき

毎年、習っている小原流生け花で、ハスを花材として扱います。ハスは切り花にすると水を吸い上げにくいので、レンコンのようにあなぼこが空いている茎先に注射器で水を挿入(水揚げ)するのですが、これが正直、スゴい図です…(笑)ここまでしてハスを生けよう!とする生け花業界の美への執念は素晴らしいの一言に尽きると感じます。

 

家に生花を飾ると、その花の季節を身近に感じることができ、心にうるおいをもたらしてくれます。そんな花のある暮らしの魅力を感じていただけるように、これからもさまざまな花の魅力をお届けしていきます。 あなたの好きな花を見つけるきっかけになりますように。



イラスト・監修:エリ(Instagram / @flowereriy
花の魅力を伝えるイラストレーター。多摩美術大学卒。在学中に生花店に勤務した経験などを活かしてInstagram上で「花のある暮らし」を提案。著書に『毎日が楽しくなるイラスト花図鑑』(彩流社)
編集:TRILLニュース