1. トップ
  2. 「蚊母鳥」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

「蚊母鳥」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.3.17
undefined

夏になると見掛けることが多くなる「蚊(か)」。刺されるとかゆみや腫れが出てきて、とっても嫌ですよね…。

さて今回は、そんな「蚊」にちなんだ難読漢字「蚊母鳥」をご紹介します。一体全体なにがなんだかさっぱり…そんな方も多いはず。さて、いったいなんと読むんでしょうか?

「蚊母鳥」の読み方!

もちろん「かははどり」と読んだ方もいらっしゃると思います。

…実は惜しいです! こちらは読み方が3つあるのですが、そのうちの1つは「かのははどり」と言います。こちらは、蓑虫の異名なんですよ!

では、残る2つはいかがでしょう?

1つは案外簡単に読めるかも…でも、もう1つはかなりの難問です!

読み仮名は一方が小文字を合わせて6文字、もう一方はなんと3文字です。わかりますか…?

それでは、とっても気になる正解を発表します。

正解は「ぶんぼちょう」「よたか」でした!

「蚊母鳥」について

目の病気の1つに「飛蚊症(ひぶんしょう)」があります。こちらをご存知だった方ならば、もしかしたら「ぶんぼちょう」は読めたかもしれませんね。

しかし「よたか」はいかがでしょう? こちらは「蚊母鳥」からは全くイメージできませんよね。どうしてこのような読み方をするようになったのでしょうか…。

それでは、気になる「蚊母鳥(ぶんぼちょう/よたか)」について、辞書で調べてみましょう!

ヨタカ科の鳥。全長約二九センチメートル。くちばしは扁平で短く、口が大きい。羽色は全身に黒・茶・淡黄褐色などの複雑な斑紋があり、のど・尾羽・風切り羽に白斑がみられる。昼間は樹上の枝に平行にとまって眠り、夕方から巧みに飛んで昆虫を捕食する。アジア東部・南部に分布し、日本では各地の森林で繁殖し秋に南方へ渡る。巣はつくらず、地上の落葉の間などに直接産卵する。鳴き声はキョキョキョキョキョキョと聞こえ、なますきざみと称する地方もある。かすいどり。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

日本にも生息しているそうなので、もしかしたら見かけたことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。

なお、「蚊母鳥」にはほかにも面白い意味があります。

1つは「 鷹匠が、鷹を眠らせないために、夜間に拳に載せて行くこと。また、その鷹」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。「夜(よ)」と「鷹(たか)」と考えると、その読み方からイメージしやすい意味だと思います。

そして「 夜おそくまで出歩く者のたとえ」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)という意味もあるんだそう。こんなに様々な意味があるなんて、なんだか面白い言葉ですよね。

まとめ

いかがでしたか?

「蚊母鳥」は「かのははどり」「ぶんぼちょう」「よたか」と読みます。

今後も「え、そんな読み方をするの!?」と、思わず驚いてしまう難読漢字をたくさんご紹介していく予定です。ぜひお楽しみに!