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【徹底比較】「カメラの性能の違いは?」スマホの価格や性能を詳しくご紹介!

  • 2022.7.27
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InstagramやTwitter、YouTubeの利用が当たり前になり、多くの人がカメラ性能や撮影機能にこだわるようになりました。しかし、高性能になればなるほど専門的になり、何を基準にスマートフォンを選んだらよいのか迷っている人もおおいのではないでしょうか。そこで今回は、スマートフォンに搭載されているカメラの性能や機能を比較、解説したいと思います。是非スマートフォン選びにお役立てください!

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カメラ性能がどんどん上がってきている

過去に遡ると携帯電話のカメラ機能は、撮影サイズも小さく、保存できる枚数も数十枚と少ないあくまで付属的なものでした。20年前のカメラの画素数は高くても30万画素で、画面も荒く、いかにも昔のカメラで撮影した印象。機能も低く、画像をメモリに書き込む速度も時間がかかっていました。

年月を経て10年後に登場したiPhoneは200万画素のカメラが1つだけでしたが、当時は衝撃でした。さらに翌年にはiPhoneを追うようにAndroidスマホが登場。長らくiPhoneの寡占が続きますが、徐々に性能の差が縮まり現在に至っています。現在はiPhone 13の画素数は1200万と6倍に、Androidに至っては1億800万画素数のカメラを搭載しています。

また機能面を見ると、この10年でカメラは3つ増えトリプルカメラ仕様に。ポートレートモードを使って一眼レフカメラのようにボケ感を出したりすることができるようになり、超広角レンズと望遠レンズを使って画質が荒くならずズームが可能になりました。

前置きが長くなってしまいましたが、さっそくカメラ性能でスマホを選ぶ際のポイントを紹介していきたいと思います。

カメラ性能はココを見よう

一概にカメラの性能といっても、レンズの性能やイメージセンサーの良し悪し、シーンに応じて撮影ができる機能性などさまざまな指標があります。代表的なポイントを解説していくので参考にしてみてください。

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1.画素数/解像度

「画素数」とは画像を構成するピクセルの数のこと。画素数が大きいほど高精細な写真を撮影することができます。また「解像度」とは1インチあたりの画素数を表す指標で、数値が大きいほどキレイな写真を撮影することが可能です。密度が高いとより細かく滑らかな表現になります。

2.F値(絞り)

「F値(絞り)」とはカメラに入ってくる光を制限する仕組みのこと。穴を広げるとたくさん光が入り、逆に穴を狭めると少ししか光が入ってきません。

つまり、数値を小さく(開く)すると、光がたくさん入り、被写体と背景のボケ感を強くすることができます。一方、数値を大きく(絞る)すると、光をあまり通さずボケ感を抑えたカッチリとした写真を撮影することができます。

3.レンズの数

スマートフォンには人の視野角に近い画角のレンズが搭載されています。風景を撮影するのに適していますが、ポートレートなど背景をぼかして撮影する場合は複数のレンズを搭載する必要があります。

ハイエンドモデルには望遠対応のレンズや超広角レンズ対応のレンズが搭載されており、さまざまな構図で写真を撮影することが可能です。

4.ズーム

スマートフォンのカメラには「光学ズーム」と「デジタルズーム」、「ハイブリッドズーム」があります。

「光学ズーム」とは普通のカメラと同じで、レンズ内に搭載されたズーム機構を物理的に動かし被写体を拡大します。画質の劣化はありませんが、レンズ部分が出っ張ります。また、倍率もデジタルズームに比べて少ないです。

一方、「デジタルズーム」は疑似的にズーム効果を再現します。見た目的にはすっきりしますが、画像の一部分を拡大していくため、画質は荒れ劣化するというデメリットがあります。

さらに最近では「光学ズーム」と「デジタルズーム」を組み合わせた「ハイブリッドズーム」というのもあり、より遠くの被写体を鮮明に写すことができます。

5.処理能力

写真や動画を撮影した際の読み込みや書き込み速度はスマートフォンのCPU性能によります。新製品になるほど搭載されるチップは高性能になり処理速度が上がります。

6.付加機能

スマートフォンのカメラには撮影が便利になる機能も充実しています。

・手ブレ補正
デジタルカメラと異なり、片手でスマートフォンを持ってシャッターボタンをタップするためピントがズレやすくなります。そのため最近のスマートフォンにはほぼ手ブレ補正機能が実装され、ブレを抑制できます。ズーム同様に「デジタル式」と「光学式」の手ブレ機能があり、精度は「光学式」のほうが高いです。

・AI機能
スマートフォンに搭載されたAIが撮影シーンや被写体を分析し最も最適な撮影モードで自動で撮影してくれます。現在、各メーカーが最も力を注いでいる機能で、さらに便利になっていくと予想されます。

・ナイトモード
暗所や夜のシーンでも、視認するより明るく写真を撮影することができます。

・ポートレートモード
背景をボカし、被写体を際立たせます。

カメラの性能が高いメーカー

それでは最後に、カメラの性能が高いメーカーのスマートフォンを紹介します。美しい画像を撮影したい方必見です!

【サムスン】Galaxy S22 Uitra

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広角カメラ(約1億800万画素)と望遠カメラ2種(約1000万画素:光学3倍と約1000万画素:光学 10倍/最大倍率100倍)、超広角カメラ(約1200万画素)のクワッドカメラを搭載。100倍ズームでも鮮明な写真を撮影することができ、前モデルからの進化を感じとることができます。

また、圧巻だったのはナイトグラフィー機能。暗所でも、まるで昼間のように被写体をしっかり捉えることができます。不自然さは全くありません。

【オウガ・ジャパン】OPPO Find X3 Pro

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広角カメラ(約5000万画素)と望遠カメラ(約1300万画素:ハイブリッド光学5倍、20倍デジタルズーム)、超広角カメラ(約5000万画素)、顕微鏡(約300満画素:60倍ズーム)のクワッドカメラを搭載。描写や画像の処理性能も高く、スペック上では文句なしのスマートフォンといえます。

【シャープ】AQUOS R6

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ライカのハイエンドコンデジと同じ1.0型イメージセンサーのカメラ(約2020万画素:デジタルズーム6倍)のシングルカメラを搭載。ほとんどのメーカーがそこそこの画質のカメラを3つ搭載するのに対し、本機は超高画質なカメラを一つだけ。大型のセンサーならデジタルズームでも画質の劣化が抑えられ、超広角から望遠まで対応できるという新発想のスマートフォンです。

なお、7月に発売予定の「AQUOS R7」も同じくセンサーサイズ1インチのカメラを搭載。画素数は約4720万画素になり、暗所でのピント合わせがはやくなっています。

【ソニー】Xperia PRO-I

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ソニーが独自開発を行なった1.0型イメージセンサーの広角カメラ(約1220万画素)と超広角カメラ(約1220万画素)、標準カメラ(約1220万画素)のトリプルを搭載。暗所撮影や被写体を際立たせるボケ感などユーザーの思い通りの写真が撮影できます。また「3D iToFセンサー」も搭載しており、速やかに正確なオートフォーカスが可能です。

【アップル】iPhone 13 Pro

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広角カメラ(1200万画素)と望遠カメラ(1200万画素:光学3倍)、超広角カメラ(約1200万画素)のトリプルカメラを搭載。全モデルより暗所に強くなり、マクロモードにも対応しました。最短2cmの距離で被写体を撮影することができます。

また動画撮影では「シネマティック」モードが実装され、被写体に応じて自動で焦点が定められます。画面タッチで調節も可能です。

ハイスペックモデルで美しい写真を撮影しよう

いかがでしたか?今回は「カメラ性能」にスポットを当て、スマートフォンの歴史や最新機種を紹介しました。ハイスペックのスマートフォンは高価なものばかりなので、失敗しないよう是非この記事を参考にしてスマートフォン選びに役立ててくださいね!



ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。
編集:TRILLニュース