「1カラットのダイヤモンド」と聞くと、どんなダイヤモンドを思い浮かべますか?「キラキラしているダイヤモンド」「一粒くらいサイズ」など、イメージはさまざまだと思います。
ダイヤモンドのカラット数が大きくなればなるほど、「輝きが増す」「サイズ(体積)が大きくなる」と考える方が多いと思います。実は、「カラット」の示す単位は「サイズ」や「輝き」ではないのです。
「カラット」とは、何の単位なのでしょうか。
正解は...
カラットは、ダイヤモンドなどの宝石の「重さ」を示す単位です。
では、1カラットは何g(グラム)でしょうか?
「ダイヤモンドの1カラット」は、○g(グラム)!
1カラットは、0.2gとされています。
大きさでいうと、直径約6.5mmです。
解説
なぜ、1カラットが0.2gとされているのでしょうか。
カラットは英語で「karat(米)」「carat(英)」と表し、記号は「K」または「ct」を用います。
語源は、古代ギリシア語の「イナゴマメ」を表す「keration(ケラティオン)」といわれています。古代ギリシアでは、イナゴマメ(の質量)を、宝石商が取引の基準として使用していました。イナゴマメの質量が、比較的均一(約0.197g)であったことが理由とされています。
ちなみに、ダイヤモンドのカラットを表すときには、小数点第3位を「八捨九入」します。
四捨五入では、4を切り捨てて5以上を繰り上げますよね。「八捨九入」も同じルールに則り、8を切り捨てて9を繰り上げて表示します。
例えば、0.988カラットならば、0.98カラット、 0.989カラットならば、 0.99カラットとなります。
なお、カラットには宝石の質量の他に、もうひとつ意味があります。
それは「金合金の純度を表す単位」で、記号は「K」や「Kt」を使用します。純金は、24カラットとされています。例えば、ジュエリーやアクセサリーの表記や商品説明でよく見かける18金は「K18」と表します。
こちらも合せて覚えてみてくださいね。
まとめ
今回は、ダイヤモンドの重さを表す単位「カラット」の問題でしたが、ほかにも宝飾品のための単位があります。例えば「真珠」です。
真珠には「もんめ(記号はmom)」という国際単位が使用されています。これは日本の尺貫法の「匁」がもとになっています。
興味のある方は、ぜひ他の単位も調べてみてくださいね。
参考文献:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、講談社 / 単位名がわかる辞典
ライター:吉野あゆみ
完璧文系の大学時代から中学数学の家庭教師アルバイトをしていた、隠れ数学好き。現在も数学の教科書や問題集を校正しながら、文系目線で数学に向き合っています。数の世界の楽しさを、みなさんにお伝えしていきたいです!
イラストレーター:たまちゃん
編集:TRILLニュース