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「涯」はなんと読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2022.3.28
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今回ご紹介する漢字は「涯」。

「生涯(しょうがい)」や「天涯(てんがい)」のように使う「涯」の字ですが、一体なんと読むのかわかりますか?

今回は2文字で読み方を考えてみてくださいね!

「涯」の読み方!

では、早速「涯」の読み方を発表します。

「みぎわ」とも読みますが、今回の答えは2文字なので残念ながら不正解!

ヒントは、「世界の涯」や「なれの涯」のように使うことが多い漢字です。

ほかの漢字では「垓」や「畡」、「漄」と書くこともできますよ。

少し難しい漢字ばかりですが、言葉そのものは決して難しいものではありません。

「は」から始まる2文字の言葉といえば…?

そろそろ答えがわかってきた頃でしょうか。

そう!正解は「はて」でした!

「涯」の豆知識

では、「涯(はて)」とはどういう意味なのでしょうか。

①終わること。尽きること。また、物事の終わり。しまい。
②行きつく最後の所。いちばん端の所。
③年月を経て行きついた状態。末路。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1414

 

普段は「果て」と書くことがほとんどでしょう。

「涯」は「がい」と読むこともできます。

ところで、なぜ「涯」の漢字が「はて」という意味をもつようになったのでしょうか。

「涯」の字に使われている「厓」は、崖(がけ)の漢字と似ていることからもわかるように、山すそが崖の状態になっている様子を表したものです。

崖の状態=端っこであるため「はて」の意味をもちます。

ちなみに「涯」の字にも含まれている「圭」は、土が壁状に重なっている様子を表したものです。

まとめ

いかがでしたか?

「涯」は「はて」と読みます。

「果て」と書くことがほとんどだとは思いますが、この機会にぜひ今回ご紹介した「涯」も覚えておいてくださいね!