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自分の人生って? 子育てしながら悩み惑う3人の母を描いた群像劇に「胸がギュっとなる」と共感の嵐!

  • 2022.2.23
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子育てを通して、人生をもう1度なぞっているような感覚に陥る人は決して少なくないでしょう。

それは自らの過去を振り返り、人生と向き合う時間。

しかし、自分の中の嫌な部分を子どもに投影したり、これまでの人生で植え付けられた自尊感情の低さからわが子のことまで否定してしまったり、他人に言えない不安や孤独を抱えてしまうことも…。

そんな親たちの「子育てと人生」に深く切り込んだのが、人気コミックライターむぴーさんの創作コミック『あさひが丘の人々』です。

架空のベッドダウン「あさひが丘」を舞台に3人の母親たちの日常を描いた本作は、人知れず子育てに悩み、人生に惑う、三者三様の母親たちを描いた群像劇。

彼女たちそれぞれが抱える悩みを乗り越えていく姿を通して、親である「私」の人生を見つめ直し、自分らしく生きるためのエネルギーをもらえる物語です。


■2歳の息子を育てるワーママ「谷口ちさと」の場合
『あさひが丘の人々』の主要な登場人物は、年齢も境遇も異なる3人の母親たち。

ライフスタイルも働き方もまったく違う女性たちが「母親」という共通点のみでつながり、交錯しながら物語が展開していきます。

1人目の登場人物「谷口ちさと」は、 共働きでワンオペ育児中のワーママ。目下の悩みは息子の言葉が遅いこと。


わが子の発語の遅さに気づき、不安が募らせていくちさと。見ないようにしてきた不安が顔を出し、いつしか日常に影を落とすようになります。

しかし夫は、心配するちさとの気持ちが理解できず、「悩むだけ無駄」とあっさり。

そんな夫にちさとは…


まるで他人事のようにふるまう夫の姿に、不安と孤独に苛まれていくちさと。

しかし限界の足音はついそこまで迫っていたのでした。



■3人の子どもを育てる専業主婦「山岸みさ」の場合

2人目の登場人物は、3人の子どもを育てる専業主婦の「山岸みさ」

ある日、娘に「ねえ、ママの夢って何だったの?」と聞かれてよみがえったのは、父親の顔色ばかりうかがっていた、幼いころの記憶。


「将来の夢は、お母さんになること」、そう口にしたあの日から、みさの夢はそういうことになっていた。

「夢を叶えたママはすごいね」と娘に言われ、「叶った夢の先にいること」を微妙な面持ちで受け止めるみさ。

「元気な子どもたち。頼りになる夫。これ以上望むことなんてない。」

幸せを噛み締めて、家族のために暮らしてるはずなのに…。


親の顔色をうかがって我慢してばかりの子ども時代。そして今も…。

気づけば空っぽな私。

就職せず、結婚・出産を経たみさは、働くママ友から孤立感を感じることも…。


「特別な資格もなく、特別な経験もキャリアもない私は、子育てが終わったら何が残るんだろう?」

虚しさを抱えながら、自分の生き方に思い悩むみさなのでした。



■1歳半の息子を育てる在宅フリーランス「峰ゆかり」の場合

3人目の登場人物は、在宅フリーランスで一児の母である「峰ゆかり」

泣き虫で内気なわが子を見ていると、まるで自分そっくり…。

学生時代の孤独な自分をつい思い出してしまいます。


「もっと私が明るくて、フレンドリーな性格だったらいいのに」

ゆかりはいつも自分にないものばかりに目を向け、「私は、いつも何か足りない」と感じてしまう…。


辛い不妊治療を経て、ようやくわが子を授かったはずなのに…。

ママ友はできず、孤独な日々。これは私が望んでいたこと?

その後もゆかりの心を蝕む「完璧な姉との比較」「ママ友の2人目妊娠」…。

ゆかりはどんどん黒い心を抱えていくのでした。


■リアルな描写に読者から共感の声が続々!
三者三様の子育てと生き方、抱える悩み。

立ちはだかる壁を乗り越えていく彼女たちの姿に、読者からは多くの共感の声が寄せられました。

私の子どもも言葉の遅れがありました。 他の子の成長が眩しくて、苦しくて、羨ましかった。 私も良く他の子がいない公園に、連れて行ってた事思い出しました。 その後、保険センターで発達の遅れを指摘され療育に通いました。 毎日が大変であっという間に過ぎてしまった。読んでいて当時の気持ちを思い出しました。
ちさとさんの気持ちが痛いほどわかります。うちの子も3歳3ヶ月まで単語すら出てきませんでした。 話さない、身の回りのこともできない…1歳半健診で引っかかってから、保健所にも周りにもずっとプレッシャーをかけられている気分でした。 療育を勧められたときも、「え、うちの子は発達障害なの?」とショックでした。主人との間にも温度差を感じ、何度も1人で泣きました。今も悩みは続いていますが、ちさとさんを抱きしめたいです。あなたは1人じゃないよって言ってあげたい…
3人のどのママの立場もわかります。私の子どもは高校生ですが、幼児の頃とはまた違う状況で悩みがつきません。周りと比べ、できないことがあると我が子を責めたり、子育てが完全に間違っていたと自分を責めました。また自分の親との関係性が子育てに影響しており、それも間違っていたと気づきました。子どもは優しく、母親の期待を受けてくれていましたがやはり限界だったのでしょう、大きくなった子どもの反抗は対処がもっと難しいです。 幼児の母さん目線の漫画ですが、今の自分にもとてもしっくりきました。
2歳3ヶ月の第1子の息子を育てる専業主婦です。仕事を辞めて授かった我が子と楽しい毎日を過ごしているのに、バリバリ仕事をしている友達が輝いてみえて仕方ない毎日でした。このストーリーを読んで、いかに自分が幸せな毎日を過ごせているのか改めて実感しました。感謝しています。すこし、自分に自信が持てる気がしました。
我が子が乳幼児の頃に感じていたモヤモヤがたくさんたくさん描かれていて、胸がギュッとなったり共感したり、心を揺らしながら楽しませていただきました。 母親の立場の人が黙っていれば、過ぎて無かったことになるのであろう小さなささくれを「ああ、これ気になるよね、痛いよね」と労ってもらえたような、あの頃悲しんでいた自分が救われたような思いになりました。 この作品を読めて本当に良かったです。 ありがとうございました。
今回ご紹介した「ちさと」「みさ」「ゆかり」のストーリーは物語のほんの一部です。

作中で勃発する問題や気づきを与えてくれる出来事、そして、それぞれが迎える結末は? 『あさひが丘の人々』はウーマンエキサイトに掲載されています!

(ウーマンエキサイト編集部)

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