こういう時こそ、巡ってみたい重要文化財 匝瑳市の飯高寺

昨年秋から重要文化財巡りをテーマのひとつとして過ごしています。 今年中には千葉県の全てを巡ろうと計画中です。

重要文化財・飯高寺

ところで、重要文化財とは、日本に所在する建造物、美術工芸品、考古資料、歴史資料等の有形文化財のうち、歴史上・芸術上の価値の高いもの、または学術的に価値の高いものとして国が定めたものです。

こんな素晴らしいものが、身近にありながら、関心を持たずに過ごすのはとてももったいないなと思っています。

このご時世、さほど混むわけでもなく、マイクロツーリズム的にも巡ってみる価値が十分にあると思います。

そんなわけで、最近訪ねた場所の中でもとりわけお勧めしたいのが、匝瑳市にある飯高寺です。

先日、成田方面に出かけるついでに、まだ訪ねていない重要文化財を探して飯高寺に寄ろうと計画して車で出向きました。最初読み方も知らずに飯高寺（いいだかでら）と思っていたら（はんこうじ）と読むそうです。

ナビを頼りに付近に到着しましたが、駐車場を見過ごして参道に入ってしまい、最終的に裏参道そばの北駐車場に着きました。

案内板を見るとあちこちに見学ポイントがあり、この一帯がハイキングコースになっていることがわかりました。

裏参道から飯高寺講堂へ

裏参道から入ると、両サイドは大木が生い茂りまるで別天地。まもなく大きい建物が視野に入り、正面に回るとあれあれ！ とても立派な大きな建物！ これは感動ものです！

案内を見ると、ここを舞台に毎年コンサートも開催されるようですね。さぞかし風情のあるコンサートではと推測できます。

鐘楼・鼓楼・題目堂

ここは、そもそもは僧侶などを教育する場所で、檀林と言って日本でも屈指の場所だそうです。鐘楼と合わせてである鼓楼、少し後方には題目堂が、いずれも立派な建造物です。

総門

樹木の中を少し歩くと総門が、その向こうに視界が広がっています。

境内には車で犬を連れてきて散歩している人がひとり、ほとんど人気（ひとけ）もなく、静かで森林に分け入ったような感覚になります。

さすが昔学問をした場所です。立正大学発祥の地という碑も立っています。

周辺には寺や神社や森などもありハイキングコースになっていて、心身のリフレッシュにも良い橋です。

以前にＮＨＫの大河ドラマ「麒麟がくる」などのロケも行われたようです。

こんな素晴らしい場所が千葉県にあったなんて！！ わざわざ、奈良や京都に行く前にもっと足元を見つめたら、なんて思いを抱いてしまいます。

桜のシーズンや紅葉シーズンももちろん素晴らしいでしょうが、きっと人が多いでしょう。 逆に普段こんな時こそ、静かに味わい尽くせる一押しスポットです。だまされたと思って訪ねてみませんか？

このまま自分だけの記憶にとどめておくのはもったいないと、急遽お薦めスポットとして紹介することにしました。

～～飯高寺（はんこうじ）～～～～～～～～～～～～～ 千葉県匝瑳市飯高1789 0479-74-0446 アクセス： 車 銚子連絡道路横芝光インターチェンジから車で約20分 公共交通機関 JR八日市場駅から市内循環バス（飯高・豊和循環）飯高仲台下車徒歩約5分（循環バスは日曜祝日運休） https://www.city.sosa.lg.jp/page/page000918. ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～