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【韓ドラあるある】なぜ韓国の男は焼酎の瓶の開け方を自慢したがるのか

  • 2022.2.23

テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『愛はビューティフル、人生はワンダフル』は、2月22日の第60話で、とても賑やかで楽しいシーンが登場した。それは、ヒロインのチョンア(ソル・イナ)の父親ヨンウン(パク・ヨンギュ)の誕生日を祝う会食が行なわれた場面だ。

この第60話に関して言うと、前半がかなり緊迫していた。ファヨン(パク・ヘミ)が会長を務めるインターマーケットで臨時株主総会が開かれる予定で、親子を巻き込んだ経営陣の内紛が大騒動に発展しそうだった。

しかし、副会長のジヌ(オ・ミンソク)が母親のファヨンを説得して辞任させ、一応は内紛が避けられる情勢になった。そうやってストーリーが落ち着いたあと、後半になるとヨンウンの誕生日イベントがメインになった。

それは、重い展開が多かった中で快活に見ていられる楽しいシーンだった。ここで乾杯をするときになってヨンウンが披露したのが、手品みたいに両手を動かして焼酎の瓶をシャンパンのように開けるパフォーマンスである。

集まったみんなが大喜びだった。

まさに「韓ドラあるある」だ。

写真=『愛はビューティフル、人生はワンダフル』公式サイトより
名場面の宝庫

実際、韓国で男たちと酒を飲むときによく見かけたのが、変わった方法で瓶を開けるやり方だ。

栓抜きがあるのにわざわざ歯でビールの瓶を開ける人、テコの原理を利用してテーブルの端に瓶を引っかけて開ける人、今回のヨンウンのようにマジック仕掛けで焼酎の瓶を開ける人……などがパフォーマンスを見せてくれる。

確かに、場は盛り上がる。乾杯の前の景気づけとしても面白い。ただし、歯でビールの瓶を開けるスタイルは、コロナ禍の中では御法度だろう。

逆に、『愛はビューティフル、人生はワンダフル』でヨンウンが演じた手品風のパフォーマンスは、見ていても楽しいし大歓迎だろう。

会食の場をとことん楽しもうとする韓国の会食シーン。トークだけでなくパフォーマンスも様々に繰り出されてきて、間違いなくドラマを彩る名場面の宝庫になっている、と言えるだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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