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「鳥渡」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.3.31
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今回ご紹介する言葉は「鳥渡」。

スズメ、カラス、ハト…。辺りを見渡すと鳥を見る機会は多いと思います。

馴染みのある漢字で構成された「鳥渡」は、いったいなんと読むのでしょうか?

「鳥渡」の読み方!

もしかすると、「とりわたり」と読みたくなるかもしれません。

ですが、「とりわたり」は不正解!

音読みではなく訓読みで考えた方が正解に近づくかもしれません。

そして、「鳥渡」は程度副詞と押さえておくと、よりひらめきやすいかも…。

程度副詞とは、「もっと」、「とても」など程度や頻度を表現する副詞のことです。

「鳥」と言えば、「ちょう」。「渡」と言えば、「渡航(とこう)」の「と」。

「ちょうと」に似た響きを持つ、程度副詞と言えば…。

もうお分かりでしょうか?

そう、正解は「ちょっと」でした!

「鳥渡」の意味は?

それでは「鳥渡(ちょっと)」の意味を改めて、調べてみましょう!

①数量・程度がわずかであって、問題にするほどでもない様子。「残りがーしかない/毎日ーずつ読んでいる/ー見たところでは本物と区別がつかない/一万円とー持っている/一時間ーで着く/ー黙っていてくれ/ー出掛けてくる」②たいしたことではないとばかりに無視するわけにもいかない程度である様子。「ーいい男ね/こう見えてもこの界隈(カイワイ)ではーは名を知られている/その話ーおかしいと思う/ー珍しい品を手に入れた」③〔否定表現と呼応して〕その可能性はほとんど無いと判断する様子。「私にはー出来そうに無い/普通にはー考えられないことだ」

出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.1014

 

「ちょっと」は「鳥渡」の他、「一寸」と表現することもあります。

「一寸」と言えば、「一寸法師(いっすんぼうし)」でお馴染み長さの単位としても用いられていますよね。

ところで、「一寸」は何センチくらいを表すか答えられますか?

正解は約3.03センチ。

日本で使われる爪楊枝の長さが約6.5センチなので、爪楊枝のほぼ半分の大きさです。

ちなみに「ちょっと」の他に、「ちょと」とも読むこともできます。

まとめ

いかがでしたか?

「鳥渡」は「ちょっと」と読みます。また「一寸」と表記することも可能です。

ちなみに、一寸法師と爪楊枝の大きさは近いですが、一寸法師が川を下る際に使っていたのは、爪楊枝ではなくお箸ですよ。お間違いなきように!