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「気質」は「きしつ」以外になんと読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2022.4.1
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今回ご紹介する漢字は「気質」。

温和さや柔和さなど、気だてや気性を表す「気質(きしつ)」はお馴染みですよね。

実は「気質(きしつ)」以外にも読み方があるのです。

なんと読むのでしょうか?

「気質」の読み方!

個々の性格にスポットを当てた「気質(きしつ)」とは対照的に、今回取り扱っている「もう一つの読み方」は地域、職業、身分などによって共有される同じような性格を表します。

「職人気質(○○○)」、「昔気質(○○○)」という表現は耳にされることも多いかと思います。

もうお分かりでしょうか?

正解は「かたぎ」でした!

「気質」の意味は?

それでは「気質(かたぎ)」の意味を改めて、調べてみましょう!

〔型として受けとれた気質、の意〕その職業・階層の人たちに共通して見られる、思考の型や心理的傾向。

出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.278

 

「かたぎ」は「気質」の他、「形気」、「容気」と表現することもあるそうです。

さて、「気質(かたぎ)」といえば、ヒントに挙げた「職人気質(かたぎ)」、「昔気質(かたぎ)」は有名ですが、「ウィーン気質(かたぎ)」はご存知ですか?

オーストリア・ウィーンの伝統を大切にする気風……ではなく、ヨハン・シュトラウス2世によるウィンナ・ワルツのタイトルなのです。

ヨハン・シュトラウス2世の「十大ワルツ」の一つに数えられる名曲なので、覚えておくと会話が広がるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

「気質」は「きしつ」とも読みますが、「かたぎ」とも読みます。

職人のみならず、「商人(あきんど)」、「侍」、「名人」など、様々な分野に「気質(かたぎ)」は広く浸透しているのです。