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「水手」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.4.9
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「水無月(みなつき)」や「手水(ちょうず)」など、難読漢字には「水」が含まれるものがちらほらとあります。

今回ご紹介する言葉は、上記のように「水」が含まれる「水手」です。さて、いったいなんと読むのでしょうか…?

「水手」の読み方!

簡単に「みずで」や「すいしゅ」と読んでも正解ですが、読み方はもう1つ残されています。

それでは、ここでヒント!今よりも前のこと、過ぎ去った時間のことをなんと言いますか?

みなさんもよくご存知のあの2文字が、そのまま「水手」の読み方なんです!

…もうお分かりですね。そう、正解は「かこ」なんです

「水手」について

「水手」を「かこ」と読む。これを聞いて、驚かれた方も多いのではないでしょうか。少なくとも、字面から想像することは困難ですよね。

さて、意味の確認に移りましょう。「水手(かこ)」とはいったい何を指しているのか、辞書には以下のように記載されています。

か‐こ【水手・加子・水夫】〘名〙(「か」は楫(かじ)、「こ」は人の意)
①船を操る人。楫(かじ)取り。船乗り。船頭。
② 江戸時代、船頭以外の船員、または船頭、楫(かじ)取り、知工(ちく)、親仁(おやじ)など幹部を除く一般船員のこと。櫓櫂を漕ぎ、帆をあやつり、碇、伝馬、荷物の上げ下ろしなど諸作業をする。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「水夫(すいふ)」や「船頭(せんどう)」のことでしたね。

ちなみに、先述した「水手」の他の読み方である「みずで」と「すいしゅ」ですが、後者は「かこ」と同じように「船乗り」を表しています。

ただし「みずで」はこれらとは違い「文字の書き方の一つ。文字の尾を長くひいて水の流れたように書くもの」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)のこと。使う漢字は同じでも、意味は異なっています。混同しないように気をつけてくださいね!

まとめ

「水手」は「みずで」「すいしゅ」に加え「かこ」とも読みます。

「水手」の他にも「水」にまつわる難読漢字はまだまだたくさんあります。今後もご紹介させていただきますね!