「遠方」は「えんぽう」以外になんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は…？

新年度になり、新たなスタートを切られた方が多いと思います。少し経つと、遠方に住む家族や友人が恋しくなるかもしれません。

さて今回は、そんな「遠方（えんぽう）」の別の読み方をご紹介します。

正解は全部で4つ、今回は穴埋め形式です。

「遠方」の読み仮名は、それぞれ「〇〇かた」「とお〇」「〇〇〇かた」「とお〇」です。空欄に入る文字を考えてみてください！

ヒントを出すと「遠」には、一般にあまり知られていない読み方があります。「遠近」を2通りで読めれば、答えはすぐそこですよ！

それでは、正解を発表します。

正解は「おちかた」「とおじ」「おちつかた」「とおち」でした！

ヒントの「遠近」の読み方とは「えんきん」、そして「おちこち」です。後者はかなりの難読漢字でしたね。

さて、上記のうち「おちかた」「とおじ」「とおち」は「えんぽう」と同じく、基本的には「遠いところ」を意味します。

ただし「おちつかた」にはそのような意味はありません。では、いったいなにを表しているのでしょうか。辞書で確認してみましょう。

おち‐つ‐かたをち‥【遠方】
〘名〙以後。以下。

出典：『精選版日本国語大辞典』（小学館）

実は「おちかた」にも同じように「ある時点から隔たった時」（出典：『精選版日本国語大辞典』小学館）という意味が含まれています。しかし「以降。以下」に限定しているのは「おちつかた」だけです。

他の読み方と混同しないように、気をつけてくださいね！

いかがでしたか？

「遠方」には「えんぽう」以外に「おちかた」「とおじ」「おちつかた」「とおち」と、総計5つもの読み方がありました。

みなさんがよくご存知の言葉にも、実は知らない読み方がある、なんてこともしばしば…。そんな難読漢字を、今後もご紹介させていただきますね！