「亀(かめ)」は長寿の爬虫類で、その特徴から「鶴は千年、亀は万年」という諺(ことわざ)があります。ペットとしても人気ですよね。
今回は、そんな亀にちなんだ「水亀」の読み方を当てていただきます。
「水亀」の読み方!
簡単に「みずかめ」と読んだ方がいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら不正解です。
今回の問題の鍵は「水」、文字通りの読み方では答えに辿り着けませんよ。
ここでヒントを1つお出しします。水辺、特に川の周りにあるものを思い浮かべてみてください!
草木はもちろんのこと、2文字のアレがゴロゴロと転がっているかと思います。子供の頃に、それで「水切り(みずきり)」をしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そう、正解は「いしがめ」でした!
「水亀」について
ヒントの2文字とは「石(いし)」のことでした。「水亀」の別表記は「石亀」となっています。
なぜ「水」を「いし」と読むのか気になって仕方ない、そんな方もいらっしゃるかもしれません。
さて、読み方は分かりましたが、「水亀」がどんな亀なのかはまだ定かではありませんよね。その詳細を辞書で見てみましょう。
いし‐がめ【石亀・水亀】
〘名〙 (「いしかめ」とも) ヌマガメ科のカメ。甲羅は暗褐色をした卵形で、長さ約一八センチメートル。幼体はゼニガメと呼ばれ愛玩用。甲らに緑藻類が着生したものはミノガメと呼ばれる。日本の特産種で本州、四国、九州の川や沼などに最も普通に見られる。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
学名は「Mauremys japonica」、主に「ニホンイシガメ」と呼ばれるこの亀は、現在環境省に「準絶滅危惧」とされています。
これは、『現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種』(引用元:環境省HP)とのことで、かなり数を減らしているそうです。
まとめ
いかがでしたか?
「水亀」は「いしがめ」と読み「石亀」とも表記します。
「水亀」のような生き物を表す難読漢字を、今後もご紹介させていただきますね!