「在来」は「ざいらい」以外になんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は…？

みなさんはどんな手段で通勤・通学されていますか？徒歩はもちろんのこと、車やバスに電車と様々ありますよね。

電車で通勤・通学されている方なら、何度も目にしたであろうものに「在来線」があるかと思います。

今回みなさんに当てていただくのは、そんな「在来線」に含まれる「在来」の、別の読み方です。他にいったいなんと読むか分かりますか？

「ざいらい」以外の正解は、全部で３つ。そのうちの1つは、みなさんも見たことがあるはずですよ。

「在」「来」それぞれの一般的な読み方を、当て字を読む感覚で5文字または3文字に収めてみてください！そうすれば、見覚えのある言葉が浮かんでくるかと思います。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか？

それでは、正解を発表します。

正解は「ありきたり」「ありきたる」「ありく」でした！

「ありきたり」に漢字表記がある、これを聞いて驚かれた方も多いのではないでしょうか。

普段はひらがな表記が主な言葉にも、「ありきたり」のように漢字で書くことが出来るものもありますよ。

なお、意味は下記の通りとなっています。

あり‐きたり【在来】
〘名〙 (形動)
① もとからあること。もとのまま。今までどおり。従来。在来。
② (転じて) 今までどおりで、少しもめずらしくないこと。ごくありふれていること。型どおりで陳腐なこと。また、そのさま。

あり‐きた・る【在来】
〘自ラ四〙昔から現在まで存在する。今までどおり変わらないである。もとのままである。古くから伝えられて残っている。

あり‐・く【在来】
〘自カ変〙（その状態で）ずっと存続してきている。また、（その状態が）ずっと存続し経過している。

出典：『デジタル大辞泉』（小学館）

「在来」は「もとからあること」などを指していました。

「ありきたり」は、①も②も似たような意味ですが、ニュアンスが違いますね。今では②の意味で使われる場合が多いのかもしれません。

先述した通り、みなさんも一度は使ったことがあるであろう「ありきたり」ですが、正しい意味を理解できていましたか？

もしも間違えて使ってしまっていたならば、ここできちんと覚えていってくださいね！

「在来」は「ざいらい」以外に「ありきたり」や「ありきたる」「ありく」と読みます。

みなさんにとって「在来」な言葉でも、今回のように知らない読み方があることもしばしば…。今後もそんな難読漢字をご紹介させていただきますね！