「減上」はなんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は…？

今回ご紹介する言葉は「減上」、こちらの読み方を当てていただきます。

「字面からは、そこまで難しく思えないけど…」、そうお考えかもしれませんね。ただし、これと「乙甲」が同じ読み方と聞けばどうでしょう。途端に厄介に見えてきませんか？

意外な難問「減上」、なんと読むのか、ぜひお考えください！

そのまま「げんじょう」「げんうえ」と読んだ方がいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら不正解。

今回はかなりの難問なので、早速ヒントをお出しします。

「減上」の読み仮名は「め○か○」です。空欄には同じ文字が入ります！

いかがでしょう、適切な文字の見当は付きましたか？

そう、正解は「めりかり」でした！

「減上」に「乙甲」、どちらであっても「めりかり」と読むなんて、かなり意外だったのではないでしょうか。筆者もこの言葉を調べた時に驚いてしまいました。

しかし、答えがわかった今でも、意味がわからないという方がほとんどかもしれません。

意味は下記の通りとなっています。

めり‐かり【減上・乙甲】
〘名〙邦楽の演奏で、「めり」と「かり」。基本の音高よりも、少し低くしたり、高くしたりすること。めりはり。

出典：『精選版日本国語大辞典』（小学館）

「めりかり」とは邦楽の用語でした。みなさんもご存知の「めりはり」と1文字違いの言葉ですが、そちらは「ゆるむことと張ること」を意味しています。

この「めりはり」の表記は2種類。1つは「減り張り」、そしてもう1つは「乙張り」です。「減上」「乙甲」との共通部分が垣間見えますね。

「めりはり」の漢字表記をご存知なかった方は、上記の2つとも覚えるようにしてください！

「減上」は「めりかり」と読み、「めりはり」などの意味がありました。

各ジャンルの専門用語には、しばしば読むことが難しいものもあるんですよ。今後も見つけ次第ご紹介いたします！