「海士」はなんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は…？

今回ご紹介する言葉は「海士」です。

一見簡単な漢字の組み合わせにしか見えないかもしれませんね。ただ、読み方までそうとは限りませんよ。

そんな「海士」の読み方、みなさんは“全て”当てることは出来ますか…？

「海士」の読み方！

「海士」の読み方は全部で3つあります。簡単に「かいし」とも読みますが、残る2つは難しいかも…。

読み仮名はそれぞれ2文字と5文字で「〇〇」「おとこ〇〇」、空欄には同じ2文字が入ります。

ここでヒント！ 「士」、この漢字は「消防士（しょうぼうし）」のように、特定の職業に就く人を指す言葉に含まれていますよね。「海士」も同じように考えてみてください！

「海」で仕事をする人を思い浮かべると、ある2文字が連想できませんか？

そう、正解は「あま」「おとこあま」でした！

「海士」について！

「あま、これって海士と書いたかな…？」と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。「あま」は「海士」の他に「海人」「海女」「蜑」とも表記します。「海人」や「海女」の方が有名かもしれませんね。

それでは、意味を確認してみましょう。まずは「あま」です！

あま【海人・海士・海女・蜑】
〘名〙
① (海人・蜑) 海または湖で魚類、貝類、海藻などを取るのを業とする人。
② 「あまべ（海人部）」の略。
③ (海士・海女) 海にもぐってアワビなどの貝類や、テングサなどの海藻を採取するのを仕事とする人。海士(おとこあま)と海女とがあり、主として生理的な理由から、しだいに海女の活躍が著しくなった。

出典：『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

続いて「おとこあま」です！

おとこ‐あま をとこ‥【海士】
〘名〙主として潜水して海藻や貝類を採取する漁民。海人(あま)は本来、男女を区別しない語であるが、海女に限って「あま」と呼ぶことが一般的なため、特に海女に対して男の「あま」をいう。

出典：『精選版 日本国語大辞典』（小学館）

 

「おとこあま」はその読み方の通り、男性の「あま」に限定して使われます。

機械化、自動化が進む昨今においても、未だ各地で見られる「あま」、興味がありましたらぜひ一度調べてみてください！

まとめ

「海士」は「あま」「おとこあま」と読むことが分かりました。

今後も「海士」のような、簡単な漢字が組み合わさって出来る難読漢字をたくさんご紹介させていただきます。次回を楽しみにお待ちください！