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食事に時間がかかりすぎる我が子。どのように対応したら良い?

  • 2022.2.22

皆さんこんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。

今回は「4歳になる息子が、とにかく食事に時間がかかりすぎます。注意をしても上の空。一生懸命作ったのに食べてくれない息子に対して、いつも怒鳴ってしまいます。どうしたらいいでしょうか?」というお悩みについてお答えしたいと思います。

原因をまずは見極める

食事に集中できない原因は何でしょうか?

・活動量が少ないので、そもそもお腹が空いていない

・おしゃべりが好きで食事に集中できていない

・好き嫌いが多い

など、子どもなりに何か原因があります。

例えば、コロナなどで休園や室内で過ごすことが多い昨今は、そもそもの活動量が少ないのでお腹がすかないという子どもも多くいます。

また、おしゃべりが多い場合は、「楽しく食べる」というのが本来の食事の意味ですので、楽しく食べられているのは良いことです。おしゃべりをしながらも、大人が「今日は〇〇くんの好きな野菜を入れてみたんだよ~」と声掛けをして、食事に興味が持てるようにしていくといいと思います。こうした言葉を繰り返しかけることで、食べることに集中ができると思います。

好き嫌いが多くて食が進まないのであれば、お子さんが好きなメニューに苦手な物を細かく刻んで混ぜて提供し、食べられた時に苦手な食べ物が入っていたことを伝えて、「克服」出来たことを一緒に喜んでいくと意欲につながっていきます。

バイキング形式にしてみる

一般的な家庭では、大人がお皿に盛って子どもに提供する場合が多いと思います。一方的に盛った状態で「はい、これ食べて」は子ども自身のその日のお腹の空き具合と見合わないこともあり、お腹が空いていない子どもは、その量を見てより食欲が減退する場合もあります。

そこで試してみてほしいのが、子どもに盛らせるバイキング方式です。自分のお腹の空き具合を自分自身に相談しながら考えて盛ることができるので、残すことや時間がかかりすぎるといった悩みは解消されると思います。自分自身のことを知るいい機会にもなりますので、バイキング形式を取り入れるのも、一つの手かもしれません。はじめのうちは、自分の食べられる量というのがわからず残したり、逆に足りなかったりなんてこともあるかもしれませんが、回数を重ねると自分の適量がわかってきますので大人は見守るようにしてくださいね。

食事の時間を決める

子どもが集中できる時間は30分が限界だと思います。集中していない状態で食べる食事は、身体のためにもよくありません。ですから予め家族の約束事として時間を決めて、その中で食事が取れるようにしていきましょう。大切なのは、食事=嫌な時間・怒られる時間という印象にしないことです。また、TVなどを観ながらの食事は、「食べる」「観る」を交互に繰り返す動作が身体に大きなストレスをかけてしまうので絶対にやめましょう。

今回は「食事」についてお話をさせていただきました。保育園でも食べるのに時間がかかってしまう子はいます。そんなとき、私は子どもに「どうする?」「残してもいいよ」と声をかけ子ども自身に決定権を与えながらサポートをしていました。

食は子どもの成長に欠かせない時間です。参考しにして楽しい食事の時間を作っていってくださいね。

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