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ガマンはNG? “ママ友付き合い”の悩みを解決する発想法3STEP

  • 2015.8.31
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【ママからのご相談】

子どもが同じ習い事をしている近所のママが、「送り迎えができない」と言うので、うちの子と一緒にそのママの子どもも、私が車に乗せて送り迎えをしていました。私が用事で送迎できないときには、そのママに連絡し、 うちの子は休ませていました。当然、その子も休ませていると思っていたのですが、最近その子が皆勤賞を取ったことから、おばあちゃんの送り迎えで休まず行っていたことがわかりました。

送迎できないと言うから私が送り迎えをしていたのに、「本当は行けたんだ」という思いと、もし行けるのであれば、「私の都合が悪いときくらい一緒に連れて行ってくれてもいいのに」という思いで、何だかショックでした。自分だけが損をしている気がします。相手のママと、これからどんな気持ちで付き合っていけば良いか教えてください。

●A. まずは自分の正直な気持ちを知ることが大切です。

ご相談ありがとうございます。ママカウンセラーの赤井理香です。

テレビ朝日の調査によれば、5人に1人がママ友とのトラブルに悩み、そのうちの4割が“我慢する”ことを選択しているそうです。

ご相談者さまも、何も言わずに“我慢する”という選択をされているから、きっと“モヤモヤしてスッキリしない気持ち”になっているのだと思います。

ママ友とのすれ違いがあった場合、すぐに自分の感情をぶつけてしまうのは、トラブルの元です。かと言って、ただ我慢しているだけではストレスがたまってしまい、ご相談者さまだけでなく、お子さんやご家族にまで好ましくない影響が出てしまうこともあります。

●自分の今の正直な気持ちに気付き、しっかり受け止めましょう。

まず一番に、自分の今の正直な気持ちに気付き、しっかり受け止めましょう。

「こんなことを思ってはいけない」「こんな風に感じる私は心がせまいからだめだ」など、自分の感情へのジャッジはしません。

・悔しい

・悲しい

・腹がたつ

そんな感情が出てきたとしても、感情に良い・悪いの判断は下さず、ただ自分の感情をそのまま受け取りましょう。

ご相談者さまの場合、ご本人(相手のママ)から直接、理由とともに聞いていたら、そこまでショックを受けなかったのではないでしょうか?

当然一緒に休んでいると思っていたのに、皆勤賞というかたちで、思ってもみなかった事実を知ってしまったことで、心が動揺してしまったのではないですか?

「毎回送り迎えをしてあげているのだから、私が送り迎えをできないときにも、“今日はおばあちゃんに送り迎えを頼むから、○○君も一緒に乗っていかない?”と、声をかけてくれてもいいのに」と、思ったのかもしれませんね。

それは、良い悪いではなく、正直な気持ちとして、まずは一旦そのまま受け入れましょう。

●“これからどうしたいか”に焦点を当てましょう。

自分の感情がわかったら、次に、“これから”に意識を向けましょう。今回のご相談のケースでは、以下の3つの“これから”が見えてきます。

(1)今後も同じ状態だとしても、相手とこれからも付き合っていきたい(モヤモヤするけど、自分が我慢する)

(2)状態が変わるのであれば、付き合っていきたい(今後心地よい関係になれるのであれば)

(3)もう付き合いたくない(今後はあいさつ程度のお付き合いにとどめる)

ご相談文を読ませていただく限り、「付き合いをやめる気はない。かと言って、モヤモヤしたままは嫌」というお気持ちが伺えます。

今まで、サロンで受けて来たご相談でも、(2)の“状況が変わるのであれば付き合っていきたい”というお気持ちの方が多くいらっしゃいます。

自分が何を望んでいるかわからないと、漠然としたイライラ感、モヤモヤ感だけが残ってしまいます。自分が何を感じて、何を望んでいるかを自覚しましょう。

●相手が受け取りやすいカタチで伝えましょう

感情的になってキツイ言葉をぶつけたり、気持ちを伝えずに自分だけが我慢し続けては、現状は変わりません。一方が我慢することなく、“互いに心地よい関係”を築くためには、“相手が受け取りやすいカタチで伝える”ことが大切です。

そのときに気をつけるのは、主語を“私”にすること。“あなた”を主語にした言葉には、相手を責める気持ちが隠されています。

今回の例で言えば、「(あなたは)なんで言ってくれなかったの?」という言い方は、その後の人間関係がこじれる原因にもなります。

「(私は)送り迎えできないときだけ、一緒に連れて行ってもらえたらうれしいんだけど、どうかな?」

“私”を主語にした言い方であれば、素直な自分の気持ちをそのまま伝えることができ、相手も責められていると感じません。

相手には、こちらが知らない事情があるかもしれません。一人で悩んで、結論を急ぎすぎてしまうことなく、相手の気持ちを聞き、これからのお付き合いのスタンスを決めても良いと思います。

●頭と心の整理をすると、暗い気持ちが晴れていきます

悩んでいるときは、ある意味、頭の中や心の中が散らかって、必要なものが見つけられない状態です。

(a)自分の正直な気持ちを受け入れ

(b)これからどうしたいかを考え

(c)行動に移す

この3ステップで、自分の頭と心の整理をしてみてくださいね。

【参考リンク】

・『ママ友とのトラブルに悩んでいる』は5人に1人。 | 日本法規情報株式会社

●ライター/赤井理香(働くママ応援家)

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