「世界人口白書2021」によれば、全人類の人口は約78億7500万人なんだそう。筆者が子供の頃は60億人なんて言われていた気がしますが、いつの間にかここまで増加していたんですね…。
さて今回は、そんな全人類にちなんで「全人」をご紹介。みなさんは、こちらを正しく読むことができますか?
「知・情・意を調和してそなえている人」という意味で、「ぜんじん」と読むこともできますが、今回は別の読み方を考えてみてくださいね!
「全人」の読み方!
「全」も「人」も、普段読んでいるものとは全く別の読み方になります。
読み仮名は4文字です。
正解にたどり着けた方は、かなりの漢字博士かも!?
それでは、読み方を発表します。
正解は「まとうど(またうど)」でした!
「全人」について
「全」には「全う(まっとう)」という読み方があります。でも、たとえこちらをご存知でも、「全人(まとうど・またうど)」を答えることはできなかったのではないでしょうか?
ちなみに「真人」とも書けます。
それでは、気になるその意味を、辞書で確認してみましょう!
[1] 〘名〙
① (「またい(全)人」の意の「またびと」の変化したもの) 純朴で正直な人。きまじめな人。また、度を過ぎて律義な人。愚直な人。まとうもの。
② 一般庶民で、独立した生活を営むもの。
[2] 〘形動〙 愚直なさま。とんま。
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館
字面からは全く想像もつかない意味でしたね!
「まじめな人」はたしかに素晴らしいですが、度が過ぎてしまってはいけません。融通が利かないと思われてしまい、周囲から煙たがられてしまう可能性も…。
適当なバランスをとりながら、上手く過ごしていきたいものですね!
まとめ
いかがでしたか?
「全人」は「ぜんじん」のほかに「まとうど(またうど)」と読みます。
ぜひこの機会に覚えて、家族や友人にも教えてあげてくださいね!