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「立」は「たち」「りつ」以外になんと読む?身近な“単位”を表す難読漢字、正解は…?

  • 2022.3.15
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「立場(たちば)」や「立ち位置(たちいち)」など、日常的によく使う言葉に含まれている「立」。小学校で習う簡単な漢字ですが、実は身近な“単位”を表すことをご存知でしょうか?

今回は、ズバリそちらを当てていただきます! 読み仮名は4文字です。

さあ、正解を当てることはできますか…?

「立」の意外な読み方!

「一体全体なんのことやら…」と、困惑されている方も多いかもしれません。

それでは、正解にたどり着くためのヒントを差し上げます!

“とある単位”とは、たとえばジュース、牛乳、コーヒーなどの飲み物。また、浴槽のサイズを表します。

いかがでしょう?「もしかして…!」と、なにかピンと来た方も多いと思います。

それでは…気になる正解発表の時間です。

正解は「リットル」でした!

「立」について

「リットル」は「ℓ」や「L」と書くことが多いですよね。そのため漢字表記があるなんて、知らなかった方も多いと思います。

でも、なぜ「立」が「リットル」を表すようになったのでしょうか? 気になる真相を、辞書で確認してみましょう!

[語誌]中央気象台では、明治一五年(一八八二)にメートル法を採用したが、その後メートル法が尺貫法とともに法定の度量衡となったために「リットル」を「立」と表記するように定め、「センチリットル」「デシリットル」なども「竰」「竕」という国字を作って表わすことになった。しかし、昭和二一年(一九四六)に当用漢字が制定されてからは、片仮名やcl、lなどの記号による表記が一般的となる。

出典:『日本国語大辞典』小学館

 

なるほど! 現在ではほとんど目にしなくなったのも、上記の経緯があったからなんですね。

さて、「竰(センチリットル)」や「竕(デシリットル)」のように、単位を表す国字はほかにもたくさんあります。中には、とっても面白い字面をしているものも…!

日常的に使うものではないですが、一度調べてみてはいかがでしょう? もしかしたら、そこから興味がグングン増していき、漢字の面白さに目覚めてしまうかもしれませんよ!

まとめ

いかがでしたか?

「立」は「リットル」とも読みます。

日常的に使う単位なだけに、教えてあげたらきっと驚いてもらえるはず。ぜひこの機会に覚えていってくださいね!