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トム・ホランドはどんな性格?素顔が分かる9つのエピソードをご紹介

  • 2022.2.17

MCU映画『スパイダーマン』シリーズで知られる俳優の“トムホ”ことトム・ホランドは、いったいどんな性格? 名監督にも“愛されキャラでカリスマ性がある”と言れている彼の性格が分かるエピソードをご紹介。(フロントロウ編集部)

“ネタバレ王”の異名に反省&葛藤

トム・ホランドといったら、“マーベルのネタバレ王”というイメージがある。マーベルはネタバレに関して徹底した防止策を敷いていることで知られているが、トムは何度も口を滑らせて重要な情報をネタバレしてしまった経験を持つ。

画像: “ネタバレ王”の異名に反省&葛藤

口が軽いトムは、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の撮影が始まった後も台本を渡してもらえなかったという伝説のエピソードを持っているが、自身が主演を務める『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』制作の際は、「『スパイダーマン3』についてはみんなに何も言わないよ。だって、痛い思いをして学んだからね」と宣言し、それを守り抜いた。

そんなトムは、ネタバレが原因でイジられるようになってから、ある葛藤を抱えているそう。それは、インタビュアーにネタバレを促す質問をされるたびに、どう答えるべきかというもの。

彼は「ベストな対処法はどんなものだろうと考えています。ウソをつくべき? 真実を話すべき? ただ、『何も言うことはできないんだ』って言うのがいいんでしょうか? 『肯定も否定もできない』って答えたほうがいいですか? ファンがリアクションしないような答え方なんてないんです」と語り、どのような受け答えをすれば正解なのか苦悩していることを米Uproxxに明かした。

そして、「諸刃の剣ですよね。(ネタバレは)素晴らしいものにもなり得るけれど、時には傷つけてしまうようなものにもなってしまうんです」と続け、これまでやらかしてきたネタバレをしっかりと反省し、逆にどうリアクションするべきなのかと考えを巡らせている生真面目さものぞかせた。

憎み切れないおっちょこちょいな一面

米Rotten Tomatoesとのインタビューに応じたトム・ホランドは、自身が出演したMCU作品の中で特にお気に入りのシーンを訊かれると、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でキャプテン・アメリカ役のクリス・ヘムズワースが「アベンジャーズ、アッセンブル」と宣言するシーンだと回答

画像: 憎み切れないおっちょこちょいな一面

それまではクリス・ヘムズワース演じるソーしか持つことができなかったムジョルニアハンマーをクリス・エヴァンス演じるキャプテン・アメリカが手に取り、「アベンジャーズ、アッセンブル」と宣言するシーンは映画史に残る名シーンとなった。

そのシーンの撮影をするとき、トムや他のメンバーはクリスが「アッセンブル」と言ったら叫びながら走っていくという指示を受けていたという。しかし現場でクリスの声が小さすぎて聞こえなかったトムは、間違ってクリスが「アベンジャーズ」と言った時点で、一人だけ絶叫しながら走り出してしまったそう。

その時のことを振り返ったトムは「僕は30フィート(約9メートル)進んだ後で振り返り、子供時代のヒーローたちに向かってこう伝えました。『すみません、皆さん。間違えました』って」と語り、重要なシーンの撮影で衝撃のヘマをしてしまったにもかかわらず、憎み切れないおっちょこちょいな一面を明かした。

演技にひたむきで、ガッツがある!

2022年2月18日に日米同時公開となる映画『アンチャーテッド』で共演したマーク・ウォールバーグは、トムのガッツを高評価

画像1: 演技にひたむきで、ガッツがある!

「僕はいつも気性が荒く、攻撃的でした」と語ったマークは、「そしてトムも同じでした。彼は怖がらず、自分から進んでやろうとしていました。特に、即興で演技をしているときは」と、トムの演技への姿勢を褒めたたえた。

マークが“特に、即興で演技をしているときは”と言ったように、実はトムはアドリブが得意。スパイダーマン役のオーディションを受けた際、ロバート・ダウニー・Jr.に吹っ掛けられた即興芝居を難なくこなしたことで知られ、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の撮影の際は、アイアンマンとの会話をアドリブで行なったという。

画像2: 演技にひたむきで、ガッツがある!

“かわいい愛され系”だといわれているが、実はガッツがあり、芝居にもひたむきだった。

『スパイダーマン』に出演し、大きく成長

20代前半で『スパイダーマン』シリーズに抜擢され、初めて大舞台に立ったトムは、はじめの頃は現場でどのように立ち振る舞えばいいかわからなかったという。

画像: 『スパイダーマン』に出演し、大きく成長

しかし、同作に参加するようになり、俳優として大きな変化があったよう。

トムは『スパイダーマン』に出演したことで「可能な限り最高の形で成長し、変化しました。自分のために立ち上がることを学びました。この映画を作り始めたばかりの頃は、言われた通りにしなければいけなくて、何も考えていなかったんです。が、時間が経つにつれ、自分は映画の中の俳優であり、自分自身を守らなければならないことに気づきました」と英Total Filmとのインタビューで語っている。

続けて、「時には『ノー』と完全に言い切ることもあります。僕は、自分自身のためにどう立ち上がるか、自分がリーダーである場合にプロとしてどう振る舞うべきかを学びました。名声から逃げるのではなく、名声を楽しむ方法も」と語り、『スパイダーマン』シリーズに出演したことで成長できたことを明かした

“感じ悪い俳優”と指摘され改善

『スパイダーマン』で共演し、交際にまで発展したゼンデイヤに、“感じ悪い俳優”だと指摘されたことがあると英GQのインタビューで告白したトム。

画像: “感じ悪い俳優”と指摘され改善

彼は、「ゼンデイヤと話すことで色々と助けられました。じつは、以前の僕はファンに嫌な奴だと思われるような態度を取っていたんです。僕としては、みんなが僕と一緒に写真を撮りたがったり、サインを欲しがったりすることに、ただ驚いていただけなんだけど。ロンドン出身者の典型的なリアクションをしちゃってたみたいです。わかりやすい例としては、『なんで僕に話しかけてくるの?』って感じですね。ゼンデイヤはそれに気づいて、そういう態度は笑顔で写真を撮るよりも、相手を苛立たせ混乱を招くことになると教えてくれました」と語った。

ゼンデイヤの助言通りファンとの向き合い方を改めたトムは、「彼女のおかげで人前で気楽に振る舞えるようになった」とコメントしている。

名監督も“愛されキャラでカリスマ性がある”とコメント

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で監督を務めたアンソニー・ルッソとジョー・ルッソ兄弟は、トムの持ち前の性格を大絶賛。

画像: 名監督も“愛されキャラでカリスマ性がある”とコメント

アンソニーは米Vanity Fairのインタビューで、トムと初めて会った時のことを振り返り、「トムが部屋に入ってきた時…、もう6年とか前?彼は若くて、新米で。彼のカリスマ性はただただ私たちを圧倒しました。彼には努力しなくてもにじみ出るチャーミングさがあります。俳優として、あれを真似するのはすごく難しいでしょう。彼は本当に愛されるタイプです」と語った。

多くのファンが思っている通り、映画業界内でもトムは“愛されキャラでカリスマ性がある”という共通認識らしい。

意外とムッツリ?それともオープン?

現在25歳のトムは、意外と下ネタ好きな可能性がある。

画像: 意外とムッツリ?それともオープン?

2021年1月には米LADbibleの公式インスタグラムがアップした、「科学によると、背の低い男性はより多くのセックスをする」と書かれた画像に“いいね”を押していたことが話題に

また、映画『アンチャーテッド』で共演したマーク・ウォールバーグがくれたマッサージガンをずっと“大人のおもちゃ”だと勘違いしていたことも明らかになっている。

トムは米Access Hollywoodのインタビューで「マーク・ウォールバーグは僕がロサンゼルスの彼の家を出た後、親切にもマッサージガンをくれて、ホテルまで送ってくれたんです。しかし、その時はこれがどんなマッサージガンなのか、今まで見たことがなかったから混乱して、セルフプレジャーの一種だと思ってしまい、マーク・ウォールバーグが僕を家に送ってくれたのは紳士的なこと以外の理由があると思っていました」とコメント

さらに、2021年6月には英ラジオ局Capitalで「(マーベルに)『情熱的なセックスシーンを入れるべきだと思います』って言ったら、こう言われたんです。『いや、それはないですね』って」と、まさかのエピソードを告白している

『スパイダーマン』シリーズで高校生役を務め、いつまでも“子供”というイメージがある彼だが、実際は成人男性。飲酒もできるし、下ネタだって話す。

「人々からもらう愛によって、自分たちの価値を確かめたい」

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は現在世界中で大ヒットしており、北米歴代興収ランキングでは映画『アバター』を抜き第3位の記録を打ち立てたことでも知られている。

画像: 「人々からもらう愛によって、自分たちの価値を確かめたい」

そんな本作は2022年のアカデミー賞に何らかの賞でノミネートされる可能性がウワサされていたが、残念ながらノミネートには至らなかった。

しかしノミネーションが発表される前に応じた米FOX 5 Washington DCのインタビューでトムは「僕たちは本当にこの映画を誇りに思っています。もちろん、アカデミー賞にノミネートされたら大きな名誉ですが、僕たちはそれによって自分たちの価値を確かめたくはありません」と自信に満ち溢れたコメントをした。

続けて、「人々からもらう愛によって、自分たちの価値を確かめたいです。今のところ、それは非常に大きなものです。だから僕は、この映画とこのキャラクターで、自分が達成したかったことはすべてやり遂げました」と、すでにアカデミー賞とは比較にならないような素晴らしいものを手に入れたと語った。

有名な映画賞よりもかけがえのないものを手に入れたと話すトムに、胸が熱くなってしまう。

週の半分は全裸で目が覚める…ストレスがちょっと心配

明るく、愛されキャラとして知られるトムだが、実は彼の抱えているストレスの多さは計り知れない。

画像: 週の半分は全裸で目が覚める…ストレスがちょっと心配

米GQとのインタビューで深刻な睡眠障害を抱えていることを告白したトムは、夢遊病に悩まされており、悪夢も見るうえ、金縛りにもあい、「10回の睡眠のうち4回は全裸で目覚める」という事態になっていることを明かしている

夢の中では、自分の寝室がパパラッチで埋め尽くされて一斉にフラッシュをたかれ、動くことができなくなるという。そして自分を守ってくれるはずのマネージャーを必死で探してもどこにもおらず、パニック状態になって目を覚ましたあとは、盗聴器などが置かれていないか探し回るそう。

そんなトムは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の監督であるジョン・ワッツの助けで睡眠障害を克服しつつあると答えたが、心配になるほどのストレスを抱えていることを伺わせる。

彼は以前米USA Todayのインタビューで『スパイダーマン』卒業後は世界旅行をしてスキーがしたいと語っていたが、その後、トムを主演に迎えた『スパイダーマン』の新たな3部作が制作されることが決定したため、今後も忙しい日々が続きそう。(フロントロウ編集部)

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