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その美しさに心奪われること間違いなし!日本で見られる“ステンドグラス”15選

  • 2022.2.14

教会堂や西洋館の窓の装飾に多く用いられることから、海外旅行の目玉となることも多いステンドグラス。しかし日本にもそれらを見ることの出来る場所があることを皆さんはご存知でしょうか?そんな日常で感じるストレスや喧騒を忘れて、ゆったりと見入ることの出来る国内のステンドグラスを今回は紹介していきます。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)

1. 小樽芸術村 ステンドグラス美術館 / 北海道

まずご紹介するのは、北海道にある「小樽芸術村 ステンドグラス美術館」です。こちらは19世紀後半〜20世紀にかけてイギリスで作られた、約140点のステンドグラスを展示している美術館。歴史を感じられる素敵な作品たちを間近で鑑賞することができますよ。

「最後の晩餐」や、「種まく人」など、有名な作品のステンドグラスも展示されており、その豊かな色遣いに目を奪われること間違いなし。小樽ならではのロマンティックな雰囲気ともマッチしており、海外旅行に来たかのような気分を味わえます。

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小樽芸術村 ステンドグラス美術館

2. 藤城清治美術館 / 栃木県

続いてご紹介するのは、栃木県那須郡にある「藤城清治美術館」です。光の芸術家でもある藤城清治が、長い制作活動の集大成として開館した美術館で、他にはないデザインのステンドグラスを見ることができます。

人魚をモチーフにしたステンドグラスは、神秘的かつ可愛らしく仕上がっていますよね。建物の雰囲気とも合っていて、心に残りそうなステンドグラスになっています。ここでは他にも、プロジェクションマッピングを使用したアートも見ることができますよ。

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藤城清治美術館

3. 川奈ステンドグラス美術館 / 静岡県

続いてご紹介するのは、静岡県の伊豆高原にある「川奈ステンドグラス美術館」です。日本国内でも数箇所しかない珍しいステンドグラスの美術館で、広大な敷地に数々の施設が集まっています。

敷地内にはイギリスから譲り受けた、伝統ある1800年代中心のステンドグラスが様々なところに飾られており、セント・ミッシェル教会やセント・マリーズ礼拝堂など本格的な場所も用意されています。いけば時間を忘れて見入ってしまうこと間違いなしです。

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川奈ステンドグラス美術館(旧:伊豆高原ステンドグラス美術館)

4. 山代温泉 古総湯 / 石川県

続いてご紹介するのは、石川県加賀市にある「山代温泉 古総湯」。綺麗な日本家屋の建物のこちらは、明治時代の「湯あみ」を再現できる総湯です。一見すると、この中にステンドグラスがあることは想像できませんよね。

シンプルなデザインのステンドグラスが、趣深い和室ととてもよく合っています。ここでしか見られないステンドグラスです。浴場にもステンドグラスがあり、温かいお湯に浸かりながら綺麗なステンドグラスを眺めることもできちゃいます。

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山代温泉 古総湯

5. 聖ザビエル天主堂 / 愛知県

続いてご紹介するのは、愛知県の犬山市にある「聖ザビエル天主堂」です。こちらは明治時代の建造物など歴史を感じることの出来る展示物が数多く集められている明治村という場所にある教会となっています。

もともとは日本に渡来しキリスト教の伝道に努めた聖フランシスコ・ザビエルを記念して京都に献堂されたカトリックの教会堂で、非常にカラフルなステンドグラスが差し込んだ光を彩り幻想的な空間にしてくれています。日本でも珍しい場所となっているので是非訪れてみてください。

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明治村 聖ザビエル天主堂

6. 三鷹の森 ジブリ美術館 / 東京都

続いてご紹介するのは、東京都の三鷹市にある「三鷹の森 ジブリ美術館」です。これは日本人なら誰もが知るスタジオジブリの美術館となっており、過去の作品に関連する展示品や宮崎駿の作業内容などを紹介しています。

そして建物の至るところにはジブリのキャラクターなどをモチーフにしたカラフルなステンドグラスがあしらわれています。本当に細かいところまで手が込んでいるのでそれらを探すのも楽しみの1つとなっています。

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三鷹の森ジブリ美術館

7. 東京ジャーミイ トルコ文化センター / 東京都

続いてご紹介するのは、東京都の代々木にある「東京ジャーミイ トルコ文化センター」です。東京周辺に居住するイスラームの方も礼拝が出来るようにと作られた施設で、その建物の美しさが話題となっています。

館内は一般の人も観覧できるようになっており、高い天井から広々とした空間が特徴的です。見学をするには様々な規則がありますがそれさえ守れば本当にトルコにいったような錯覚を覚えるほどの美しいステンドグラスをはじめとする建築を目の当たりにすることが出来ます。※見学を希望される際は公式ホームページをご確認下さい。

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東京ジャーミイ トルコ文化センター

8. 鳩山会館 / 東京都

続いてご紹介するのは、東京都の文京区にある「鳩山会館」です。こちらは過去に内閣総理大臣を務めた鳩山一郎氏の邸宅を記念館として一般公開しているもので、今では貴重な当時の建築様式、調度品などを見ることが出来ます。

こちらにあるステンドグラスはほかのものとはまた異なり、鳩やミミズ、日本の建築物などをモチーフにした小川三知氏の作った非常に珍しいものとなっています。和の様式のステンドグラスが見られるのは日本でもここだけといってよいでしょう。(※2023年1~2月の期間で臨時休業中。3月1日(水)から営業再開予定。詳しくは公式ホームページをご覧ください。)

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鳩山会館

9. 那須ステンドグラス美術館 / 栃木県

続いてご紹介するのは、栃木県の那須郡にある「那須ステンドグラス美術館」です。中世イギリスの貴族の屋敷をイメージして作られたマナーハウスをモチーフに建物の資材や工法まですべて本物にこだわって建てられています。

広大な敷地内にはセント・ラファエル礼拝堂やセント・ガブリエル礼拝堂など本格的な礼拝堂が建立されており、キリストや数々の天使たちが描かれたそれは通常の絵画よりも多くを心に訴えかける美しさがあります。

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那須ステンドグラス美術館

10. 鉄道博物館 / 埼玉県

続いてご紹介するのは、埼玉県の大宮にある「鉄道博物館」です。その名の通り本来今昔の鉄道を展示する博物館となっているのでステンドグラスなどあるのかと疑問を持つ方もいらっしゃることかと思います。

しかしこちらには非常に立派なステンドグラスが展示されているのです。そのモチーフはもちろん鉄道で、高さ3メートル、幅10メートルもある巨大なものとなっており大迫力です。鉄道ファンでなくても楽しめる場所となっているので是非訪れてみてください。

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鉄道博物館 (THE RAILWAY MUSEUM)

11. 箱根彫刻の森美術館 / 神奈川県

続いてご紹介するのは、神奈川県の箱根にある「箱根彫刻の森美術館」です。こちらでは近代から現代に至るまでの数々の彫刻品が箱根の自然をバックに広大な敷地内に展示されている施設となっています。

施設内にある「シンフォニー彫刻」は高さ18メートル、内径8メートルの塔で、比較的分厚いガラスを槌で手割にした破片で作られたステンドグラスが全面にはめ込まれており、外光を取り入れて非常に幻想的な空間を作り上げています。これのために箱根に足を運ぶ方もいます。

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彫刻の森美術館

12.尾山神社 / 石川県

続いて紹介するのは、石川県にある「尾山神社」です。こちらは、全国的に見ても珍しい、"神社"の中にステンドグラスが使われているスポット。「神門」と呼ばれる神社の門の部分にステンドグラスが施されており、日本風、中国風、そして洋風が混ざり合った珍しい建築を見ることができます。

日没〜22時まではライトアップが行われており、幻想的にステンドグラスが光る光景を見ることができますよ。社殿の厳かな雰囲気も素敵で、他の神社とはまた違った趣が感じられるはず。金沢市内からのアクセスもいいので、ぜひ金沢旅行の際に訪れてみてくださいね。

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尾山神社

13. 萬翠荘 / 愛媛県

続いてご紹介するのは、愛媛県松山市にある「萬翠荘(ばんすいそう)」。国の文化財にも指定されているフランス風洋館です。大正11年大正に建設され、当時の姿をそのまま残して大正浪漫の雰囲気を感じられる建物です。

建物内に入るとその美麗さはいっそう際立ち、独特なデザインのステンドグラスがとても美しいです。波をモチーフにした青いステンドグラスが印象的ですよね。かつてこの屋敷を訪れた人々も同じ風景を見たのだと思うと、歴史を感じることができます。

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萬翠荘

14. 国立科学博物館 / 東京都

続いてご紹介するのは、東京都の上野にある「国立科学博物館」です。国立科学博物館は1877年に設立された教育博物館が前身になり、日本でもっとも古い歴史をもつ博物館で、国立の唯一の総合科学博物館です。

広い館内には至るところにステンドグラスが施されており、その数は100枚を超えます。博物館ということで様々なテーマで珍しい展示品がありますが、このようなステンドグラスを探して歩いてみるのもまた新しい楽しみ方かもしれません。

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国立科学博物館

15. 大浦天主堂 / 長崎県

最後にご紹介するのは、長崎県の長崎市にある「大浦天主堂」です。こちらは1865年に造られた日本最古の現存するカトリックの教会堂で、16世紀後半に殉職した日本二十六聖人のために建立されました。

幾度となく改修工事を繰り返されて外部は最初のものとはかなり変容してしまっているが、協会内部のステンドグラスには建立当時のものも残されており、その時代を思い描きながら眺めていると時間を忘れてしまいそうにもなるほど感慨深いものがあります。(※こちらは館内撮影禁止となっているのでお気を付けくださいね。)

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大浦天主堂

光の芸術を見に行こう!

海外旅行をする際に行き先として人気の教会などで見られる美しい紋様のステンドグラス。しかし海外に行くまでもなく日本で見られる場所は多くはなくとも存在します。たまには小旅行で日常の喧騒を、時間を忘れてゆったりと見入ってみるのも良いのではないでしょうか。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)

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