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小学生の3人に1人が視力1.0未満!「子どもガボール」で視力を改善しよう

  • 2022.2.13

あなたのお子さんは大丈夫? ここ数十年にわたって子どもたちの視力は下がり続けているそうだ。メガネやコンタクトを始める年齢は早まり、現在では小学生の3人に1人、中学生の2人に1人は裸眼視力が1.0未満というデータもある。そんな視力低下を改善するメソッドを掲載した『子どもガボール』(主婦の友社)が発売された。

著者は、著書累計50万部超の眼科医の平松類さんだ。「ガボール」とは、科学的に証明された視力改善メソッド「ガボール・アイ」のことだが、これを3年前日本に紹介したのが平松さんで大きな注目を集めた。

本書では、そのメソッドを使って、スマホ、ゲーム、タブレットなどで酷使している子どもの目を守るためにまとめられた。子どもたちが面白がって続けていけるよう、工夫を凝らしている。

子どもの視力が低下している背景には、生活環境の変化が大きい。例えば、放課後に外遊びをする機会が減ったこと、テレビやゲーム、スマホ、タブレットの利用時間が増えたこと、寝る時間が遅くなったことなどが大きいと考えられている。デジタルメディア以外にも、目に負担のかかることはたくさんあるという。

今日から気をつけて!「近い距離を長い時間にわたって見続けない」

「近視になると、将来の緑内障、白内障、網膜剥離などにかかるリスクが高まる」と警鐘を鳴らす平松さんだが、子どもにゲームやスマホを禁止するのは難しいから次のことを、すぐにでも始めてほしいという。

近い距離を長い時間にわたって見続けないこと

・30分に1回は画面から目を離す
・目と画面の教理を30cm以上離す
・画面の明るさは明るすぎないないように調整する
強すぎる光は目を疲れさせるので、中~中より少ししたぐらいの明るさに。

脳の「見る部位」を鍛えて、近視を予防・改善

近視を予防・改善したいときには、『子どもガボール』に取り組んでみよう。

本書は「ガボール・アイ」という白黒の縞模様を眺めることで、脳の「見る部位」つまり、処理能力を鍛え、近視を予防・改善するというもの。実際に目が受け取った情報を、脳の視覚野にて正しく処理されると、人は「見えている」と認識する。その脳の処理能力を鍛えることで、小さな文字も見えやすく、視野が広がり、動体視力が上がり、毛様体筋のストレッチにもなると言われている。

「遠視、斜視、弱視などの問題がないお子さんが、近視を改善したい、予防したいのであれば、ぜひ試してほしい」と平松さんは呼びかけている。

お子さんでも飽きずに楽しめるように、間違い探しや迷路に加えて、目の雑学とケアの知識がつく3択クイズも必見。お子さんの目の健康のために、家族みんなでチャレンジしてみては。

本書の内容は、次の通り。

【大人のページ】目の発達:視力は8~10歳ごろに確立する子どもの近視:小学生の3人に1人は視力1.0未満目のしくみ:さまざまな部位や機能が連携して物を見る見えにくさのしくみ:近視、遠視、斜視、弱視を放置しないで!STOP! 近視:子どもの目にいいことSTOP! 近視:子どもの目に悪いことガボール・アイとは?

【子どものページ】第1週:仲間集め+物知りね! って、ほめられるクイズ第2週:まちがいさがし+動物の目にくわしくなるクイズ
第3週:仲間集め(難)+知っている?目のふしぎクイズ第4週:迷路+目にいい・悪いを知ろう! クイズ激ムズ

■平松類さんプロフィール
眼科医・医学博士。二本松眼科病院(東京都江戸川区)副院長。受診を希望する人は、北海道から沖縄まで全国に及ぶ。メディア出演も数多くこなす。『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる! ガボール・アイ』『眼科医だけが知っている 一生視力を失わない50の習慣』(ともにSBクリエイティブ)をはじめ、多数の著書がある。YouTube「眼科医平松類チャンネル」では、目の健康に関する情報発信を無料で行っている。

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