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身体ナビゲーションVol.66「新たな国民病? CKDとは」

  • 2015.8.28
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こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

8月ももう終わろうとしていますが、日中はまだ暑い日が続いています。この時期になると熱中症の注意喚起が緩んできますが、 水分補給が十分にできていないと腎臓にもダメージがあります。特にここ10年程前から増加し続けているのがCKDと呼ばれる慢性腎臓病。

今回はCKDについてご紹介したいと思います。

●CKDとは

CKDとは『chronic kidney disease』の略で、さまざまな慢性腎臓病の総称です。

CKDは『腎臓の機能が正常の60%未満に低下していること。または尿異常、特にタンパク尿が出ている状態が3か月以上続く状態』と定義されています。これまでは慢性糸球体腎炎や糖尿病性腎症など個別の名前で呼んでいた慢性の腎臓病をまとめてCKDと捉え、早期の発見と治療を目指すことが世界的に提唱されるようになりました。

●日本では8人に1人!?

日本には約1,330万人の患者がいると言われているCKD。これは成人の8人に1人にあたる数です。決して他人事ではなく、新たな国民病だといえるでしょう。また、人工透析を受ける患者数は、2001年末には約219,100人であったのが2013年末には約314,800人と、1年に1万人のペースで増え続けています。

●早期発見が難しいCKD

CKDは自覚症状もなく進行し、放置したままにしておくと末期腎不全となり、透析療法や腎臓移植を受けなければ生きられない状態になってしまいます。また、CKDの患者さんとそうでない人を比べると、心筋梗塞や脳梗塞や脳溢血(のういっけつ)などの脳血管疾患を起こす確率が2~3倍も高いことが分かっています。つまり、腎臓を守ることは心臓や脳を守ることにもつながるのです。

では、自覚症状のないCKDを早期に発見するにはどうしたらよいのでしょうか?

代表的なものとして『クレアチニン』の数値を調べることが挙げられます。クレアチニンとは、血液中の老廃物の1つであり、通常であれば腎臓でろ過されほとんどが尿中に排せつされます。しかし、腎機能が低下していると尿中に排せつされず、血液中に蓄積されてしまうため、そこから腎臓の働きをチェックすることができるのです。血液中のクレアチニンは血清クレアチニンといいます。健康診断などで血液検査をした際に、この血清クレアチニンの数値が上昇していないかをチェックするようにしましょう。

また、CKDの予防には血圧の管理と尿検査が重要になります。家庭用血圧計や尿試験紙も市販されているので、普段から自分で血圧のチェックや尿検査を定期的に行ってみるといいでしょう。

【参考文献】

・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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