鶏そぼろで作る、“改めて”野菜炒め！｜～細川芙美の「SIDE-Bクッキング」～

ロケ弁ブランドをはじめ、さまざまなジャンルで活躍をするフードデザイナー・細川芙美さんが、ズボラ女子でもできる簡単レシピを紹介する連載。第45回は、鶏そぼろが主役の野菜炒めを紹介します。

今回のテーマ：「鶏そぼろで作る、“改めて”野菜炒め！」

突然ですが「とりあえず野菜炒め」と思っていない…？今回はそんなB面女子に、“改めて”野菜炒めをお届け。上手な人とそうでない人ではぐっと差が出る、そんな野菜炒めを徹底解説。さあ、炊き立てのご飯を大盛り食べたい人、集合でーす！

材料
鶏ひき肉…200g
酒…大さじ1
きび砂糖…大さじ1/2
オイスターソース…大さじ1
にんにく…1片
しょうが…500円玉サイズ1枚
輪切り鷹の爪…5〜8個
サラダ油…大さじ2
ブロッコリー…3房程度
キャベツ…1〜2枚
玉ねぎ（小）…1/2個
ちぢみほうれん草…2束前後
水溶き片栗粉…（片栗粉小さじ1：水小さじ2)
醤油…小さじ2
ごま油…小さじ2
塩…少々
胡椒…たっぷり

そぼろ作りは3STEPで覚えて！

【1】鍋に鶏ひき肉、酒、きび砂糖を入れたら中火にかけ、かき混ぜるようにして炒める。徐々にそぼろ状になり、全体の色が変わったら容器へ移す。

※鶏そぼろは半分使い、もう半分は次回使用。

ポイントは事前にお肉に味付けすること！

【2】ボウルに鶏そぼろとオイスターソースを入れたら、にんにくとしょうがをすりおろす。チューブのものでもいいけど、生をすり下ろすと全然風味が違うので、こだわるならここは外せない！おろしきれない分はフライパンに入れ、輪切りの鷹の爪とサラダ油を加える。鶏そぼろはよくかき混ぜ、少し寝かせると味が染み込む。こうしておけば、調味料をたくさん使わずして、しっかり味がする1皿に！

シンプルだからこそ切り方にこだわって！

【3】ブロッコリーは小房に分けたら、茎の部分だけ切り込みを入れあとは裂く。つぼみの部分に汚れや虫がたまりやすいので、切ってからため水で洗うこと。キャベツは使いたい分だけ外側からはがし、食べやすい大きさに斜めにそぎ切り。このギザギザに味がしみ込みやすいのです！玉ねぎはくし形にカット。

寒い冬の贈り物！肉厚な「ちぢみほうれん草」

【4】野菜炒めは好きな野菜を集めたい。私が大好きなほうれん草も、冬に出回る「ちぢみほうれん草」をチョイス。葉も茎も肉厚なので、味も食べ応えも最高！根元は砂が多いのでざく切りにしたらため水でよく洗って。

野菜炒めは準備が8割！？ずばり時間との勝負です

【5】水溶き片栗粉、醤油、ごま油、塩・胡椒をセットし、野菜は火が通りにくい順に並べておく。2のフライパンを中火にかけ、にんにくとしょうがの香りがたってきたら玉ねぎを入れる。さっと油をなじませるように炒めたらブロッコリーを入れる。ここで火を強火にし、キャベツを加えてさっと炒める。2〜3回フライパンをあおったら、ほうれん草を入れる。

怖がらずにフライパンをあおってみよう。調味料は仕上がり直前！

【6】ほうれん草を入れてフライパンをあおり、油がなじんだら味付けしたそぼろを混ぜ合わせる。最後に醤油をぐるっと1周し、水溶き片栗粉を加えて。仕上げにごま油を入れ、塩・胡椒を振ったら一気にうるわにうつして完成！「火にかけてから2〜3分くらいで作る」を目指して！

はじめに言ったように、ご飯は大盛りでいいでしょうか！？炊き立ての湯気が止んでしまう前に小走りで食卓へ。緑黄色野菜をたっぷり使う野菜炒めは、シンプルな調味料でも驚きの味わい深さ。それぞれの個性が際立つそんなスペシャルな野菜炒めは「とりあえず」とは言わせない！

今回のB面撮影裏側日記

少しずつDIYが進むなか、おかげさまで扉は半分までリメイクが完了しました。どうぞ昔の記事もご覧いただき、ビフォーアフターを確認くださいまし。

A面、B面女子とは…？

料理ライフを楽しむキラキラA面女子（SIDE-A）がいる一方、「料理はしたいけど楽ちんなのがいい！」のが本音。そんなB面女子（SIDE-B）の願望を叶える簡単レシピを紹介する本連載。Hanako誌面の連載「SIDE-B COOKING」と連動中！Hanako.tokyoのWEB連載、instagramと合わせてパラレル女子のA&B面をチェックして！