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無意識に見下してる? 女性が結婚後も「独身の友達」と仲良くするコツ

  • 2015.8.26
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【ママからのご相談】

20代後半、2児を育児中のママです。独身時代からの友人グループに仲間はずれにされてしまい、納得がいきません。私たちは高校時代から、私含めて4人組の仲良しグループでした。卒業旅行や海水浴、いつも一緒に遊んでいました。ところが、 私が結婚して以来、あまり誘ってくれなくなってしまいました。私以外はみんな独身で、最初は結婚した私への嫉妬かな? とも思っていたのですが、最近どうやら私を除いた3人が今でも頻繁に遊んでいるのを知りました。とても悲しいし腹が立ちます。

「仲間はずれにされてる」なんて、他の人にも相談できず、また直接友人たちに文句を言おうにも連絡がつかない状態です。旦那が仕事に行った後、いつも一人で育児するのは孤独で、できることなら昔のようにみんなで話したいのに……。結婚して、子どもを産むと、みんなこんなものなのでしょうか?

●A. 悲しいけれど、結婚・出産後は友人が減りがちです……。

ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。

毎日の育児、お疲れ様です。「子どもがいるじゃん、孤独じゃないじゃん」なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、毎日毎日幼い子どもと過ごしていると、「大人と話したいな〜、子どもには言えないような愚痴もあるもんな」と凹んできてしまいますよね。相談者様の孤独はよくわかります。そんなとき、気心の知れた昔馴染みの友人は良き相談相手にもなってくれるでしょう。

とはいえ、生活スタイルがガラリと変わってしまった相談者様との付き合い方に困惑してしまうご友人の気持ちも、思いやるべきだったのかもしれませんね……。

結婚を機に友人と疎遠になってしまう例は決して珍しくはありません。家庭を持てば、当然自由の利く時間帯には限りができてしまいますので、悲しいですが当然のことなのかもしれませんね。

できれば友人関係は減らしたくないものです。今回は、結婚後の友人関係にまつわるエピソードを元に、既婚者・独身者が仲良く友人を続けるためのポイントについて考えてみましょう。

●【既婚者編】結婚を機に友人付き合いが減ったエピソード4選

●(1)Sさん(30代・既婚者)の場合

『本当に仲のいい親友以外は、ほとんどと言っていいほど関係が切れてしまった。親友に関しても、子ども抜きで遊びに行けるチャンスは年に数回程度……。子どもが生また後は、深夜に遊びに出れるわけでもないので、気を使わせちゃ悪いと自分から疎遠になった。とはいえ、事情は相手も想像できていると思うので、多分どこかで会うことがあれば、一応友人として振舞えるんじゃないかと思ってる』

●(2)Nさん(30代・既婚者)の場合

『子どもが生まれた後、友達との集まりにわが子を連れて行った。かわいいし自慢したかったのもあるし、みんな喜んでくれると思ってた。実際には逆で、みんななんだかヨソヨソしい感じだった。そのあたりから、なんとなく疎遠に。今は年賀状だけ送っている。他人の子だから仕方ないとは思うけど、ぶっちゃけ褒めてくれても良かったんじゃないかと思う。子どもがかわいそうで、もう会わないと思った』

●(3)Wさん(30代・既婚者)の場合

『主人の転勤について行ったあたりから、当然地元の友人とはなかなか会えなくなった。それでも連絡を取り合ってるのは、本当に仲良しだった一部の人たちだけ。SNSで様子を伺う限り、独身のみんなは今でも楽しそうに飲み会してるみたい。さみしいけど、仕方ない』

●(4)Hさん(20代・既婚者)の場合

『結婚したとき、独身の友人に、「結婚したけど、これまでどおり遠慮なくさそってね!」と伝えておいた。実際、当初は頻繁に誘ってくれていたし、参加できるときは私も参加していた。でも、旦那や子どもの夕食の準備や、義理の実家に行く用事などで、当然独身のみんなより参加できる頻度は低かったと思う、次第に声が掛からなくなり、今では当然のように誘ってくれなくなっちゃった』

●【独身者編】結婚を機に友人付き合いが減ったエピソード4選

●(a)Fさん(20代・独身)の場合

『結婚した友人には、どうしても気を使っちゃう。独身の自分にはわからないシガラミやお付き合いがあるんじゃないかとか……。本当は仲良くしていたいけど、気軽に誘うことが難しくなった』

●(b)Sさん(30代・独身)の場合

『30代あたりから、既婚・独身問わずみんな価値観や生活スタイルがバラバラになってくる。学生時代は同じようなこと考えたり感じたりして付き合っていけたけど、そうもいかない人はどうしても出てくると思う。あと、やっぱり既婚者や子育て中の知人は旦那や子どもの話題しかなくなってると思う。仕方ないことだと思うけど、正直興味が持てないしつまらない』

●(c)Sさん(30代・独身)の場合

『結婚したとある友人の、上から目線トークが半端じゃない。多分無意識だと思うけど、どうも独身である私を格下に見ている様子。文句を言おうにも、今の彼女ならきっと、「嫉妬してるんだね……早く結婚しな……」みたいなトンチンカンな解釈しそうで、喧嘩も売れない。なんていうか、もう根本から別次元の人間になっちゃったんだなと思う』

●(d)Kさん(30代・独身)の場合

『結婚したまではそうでもないけど、妊娠してからが特に難しいと思う。こちらも気を使うし、「気を使われて当然!」みたいな態度で来られると誘う気も無くなってしまう』

●“既婚者である私”“子どもとセットの私”を捨ててみませんか

既婚者・独身者のエピソードを見ていると、やはり出産によるライフサイクルや価値観の変化によって友人が減ってしまうケースが目立ちました。子どもが生まれれば、育児中心の生活になってしまうことは仕方ありませんね。

それでも友人関係をできるだけ維持したいとお考えなのであれば、友人の前だけでも“既婚者である私”や“子どもとセットの私”を捨ててみるべきなのかもしれません。子ども好きでもない限り、子どもの話ばかりだとつまらなく感じてしまうのは当然のことですし、友人はご主人と遊びたいのではなく、あなたと遊ぼうと考えているのです。独身のころのような関係を望むのであれば、あなた自身も独身のころのようである必要があるはずです(もちろん、一時的にですよ)。

また、「既婚者には遠慮してしまう」という独身者の声もありました。「断ることもあるかもしれないけど、声は掛けてほしい」という思いをお持ちであれば、一度きちんと伝えておくべきです。それでも疎遠になってしまうことはあるでしょうが、伝えなければ相手には伝わりません。

相談者様の場合、なんらかの原因からご友人に関係を切られてしまったのではないかと思います。その原因には、相談者様の普段の振る舞いや考え方があったはずです。無意識に独身のみんなを見下げてはいなかったでしょうか? 子どもの話ばかりしていませんでしたか?

連絡が取れないようでは、こちらからアクションを起こしようもありません。もしもこれから先、なんらかの意思疎通が可能になれば、以上のことを意識しながら友人関係を再スタートさせてみてください。

●ライター/木村華子(ママライター)

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