草むらに棲む昆虫、水の中に棲む昆虫、土の中に棲む昆虫…様々いますよね。みなさんは、どれぐらいの種類ご存知ですか?
さて今回は、上記の中から水の中に住む「水爬虫」をご紹介します。みなさんは、正しく読むことができますか?
「水爬虫」の読み方!
「水爬虫」のうち「水」と「虫」はとっても簡単! 小学生で習う漢字です。
一方で「爬」は、今回初めて見たという方もいらっしゃるかもしれません。ただ、動物好きならご存知かと思います。そう!「爬虫類」の「爬」ですよね。
ただ「水爬虫」は「みずはむし」とも「すいはちゅう」とも読みません! なんとこちらの読み仮名は3文字となっています。
いかがでしょう? 読み仮名3文字で、水の中に棲む昆虫…。ちょっとわからないかもしれませんね。
ここで大ヒント! 実は「水爬虫」は、水の中に棲む昆虫としては日本最大級となっています。
こちらを聞いて「もしかして…?」とピンと来た方も多いはず。それでは、正解を発表します。
正解は「たがめ」でした!
「水爬虫」について
「たがめ」という昆虫を聞いたことはあっても、漢字表記があることをご存知だった方は少ないかもしれません。
また「水爬虫」ではなく「田亀」なら知っていた! なんて方もいらっしゃることと思います。確かに後者の方が書くことも覚えることも簡単そう…。逆に「水爬虫」は、字面からはちょっと想像もつきませんよね。
さて、それでは「水爬虫」とはどのような昆虫なのか? 辞書で確認してみましょう!
半翅目タガメ科の昆虫。水田や沼にすみ、体長6センチくらい。体は長卵形で扁平、暗黄褐色。鎌状の前脚で他の昆虫や魚・カエルなどを捕らえて体液を吸う。かっぱむし。こうやひじり。どんがめ。《季 夏》
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館
なお「水爬虫」は、実は絶滅危惧種に指定されています。かつては全国各地に生息していたそうですが、農薬や開発の影響で生存数が激減してしまったそう…。
販売などはもちろん厳禁! これ以上生存数が減ってしまわぬよう、大切にしたいものですね。
まとめ
いかがでしたか?
「水爬虫」は「たがめ」と読みます。
ぜひ、この機会に覚えていってくださいね!