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13区にできた、ストリート・フードコート「イコニック」

  • 2022.2.7
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パリ13区、大きな円形のイタリー広場から放射状に6本の通りが延びている。そのうちの1本であるイタリー大通りに、広さは6万㎡以上あり、テナント数は130という巨大なショッピングセンター「Italie Deux(イタリー・ドゥ)」が昨年夏にオープンした。通りに面した地上階にはユニクロもでき、なかなか人気を呼んでいる。そのイタリー・ドゥに別館のITALIKができ、そこに遊び心いっぱいのフードコート「ICONIK(イコニック)」が1月半ばに誕生。ブルジョワが集うパリ西部に対し、エネルギーに満ちた未来の世代が集まるパリ東部らしい試みだ。興味本位でちょっと覗いてみようか。

昼と夜では雰囲気が変わるイコニック。イベントも開催される。好きな場所に座って、あるいは立って、好きなものが食べられるフードコートの魅力は1日中続く。photos:(左)©️Albindurand (右)Mariko OMURA

ポップな雰囲気でまとめられたフロアにストリートフードの店を集め、遊園地で食べるような感じのフードコートである。内容はピザの「Magnà(マンニャ)」、シーフードの「Père & Fish(ペール&フィッシュ)」、アジアンバーガーの「Little Baobei(リトル・バオベイ)」、和食の「Kantine(カンティーヌ)」。気を引かれる料理をあちこちで少しずつ、というわがままな食べ方も、フードコートならではだ。テーブル席あるいはカウンターテーブルで気軽に楽しくお腹を満たせる。バーもあるので、ドリンクのために来るのもよし。なお、今年6月までのポップアップのゲストは2区に店を持つ「La Quéquetterie(ラ・ケケットリィ)」だ。ここはちょっと風変わりなスイーツが売り物だ。日本の今川焼きの皮のようにもっちりした食感のパンケーキなのだが、男性器と女性器を象ったフォルムという大胆さ。それぞれコーティングの味を複数から選べる。ちなみにフォルムの人気は紅組より白組!

左: マンニャのピザ。丸い1枚を四つ折りしているのが特徴だ。右: リトル・バオベイの抹茶バーガー。餃子なども販売している。

ペール&フィッシュ。サーモンのスコティッシュ・バーガーでしっかりお腹を満たすもよし、タラのアクラでビールを一杯!もあり。photo:(左)©️ABSOLT

日本の味カンティーヌ。メニューには“ドンブリ”もある。いちばん人気は鳥の唐揚げ?枝豆?photos:©️ABSOLT

ラ・ケケットリー。箱の左の上下が紅組、右のトッピングさまざまな4本が白組だ。

バーカウンターは食事のラストオーダー後も営業。オールドファッションド、マルガリータなどカクテルの王道からモクテルまで。photo:©️Albindurand

ICONIK / ITALIK28bis, avenue d’Italie75013 Paris営)11:45~22:30L.O.(日~木)、11:45~23:00L.O.(金土)無休www.iconik-paris.com

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