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日焼け対策の盲点!日焼け止めはしっかり落とそう

  • 2015.8.25
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この時期は肌を守るために日焼け止めは欠かせません。しかし、その日焼け止めもきちんと落とせていないと肌荒れの原因になってしまう事をご存知でしょうか。紫外線から肌を守ってくれる日焼け止めですが、やはり肌に負担をかけているのです。家に帰ったらしっかり落とす習慣を身につけるようにしましょう。

■1.日焼け止め成分

日焼け止め成分には大きく分けて二種類あります。

・紫外線吸収剤紫外線吸収剤は肌表面で紫外線を吸収し、化学反応により熱に変えて放出することで日焼けを防ぐのですが、肌に残ると肌荒れの原因となる場合があります。最近では吸収剤をワックスで包み込むことによって肌に直接吸収剤が触れないようにして、敏感肌の方でも使用できるものが出ています。

・紫外線散乱剤紫外線散乱剤は肌表面で紫外線を散乱させることで紫外線を防ぐもので、吸収剤と比べると肌荒れはしにくいですが、日焼け防止効果は弱いと言われています。ファンデーションやフェイスパウダーに配合されているのはこのタイプです。一番の欠点は白浮きすることですが、最近は粒子がナノ化され、改善されてきています。ただ、長時間使用すると肌が乾燥することも。

最近のSPF50+/PA++++などの高い数値の日焼け止めは、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤を組み合わせた商品がほとんどです。

■2.日焼け止めはしっかり落とす

日焼け止めは年々進化をとげ、各メーカーは肌荒れを起こさないよう様々な工夫をしています。しかし、長時間使用していれば肌に負担がかかるのは間違いありません。外出から戻ったら、なるべく早く落とすことを心掛けるようにしましょう。

日焼け止めのタイプによって肌への密着度も違いますので、しっかり落とすには日焼け止めのタイプ別に洗顔の仕方も変えるようにしてください。

■3.日焼け止めタイプ別洗顔法

・ウォータープルーフタイプ

汗や水に強いウォータープルーフタイプは耐久性に優れ、肌への密着度も高いため、普通の石鹸や洗顔フォームなどの水性の洗顔料で洗っただけでは落しきれません。専用クレンジング剤やクレンジング力の強いオイルクレンジングなどで落とし、そのあとで通常の洗顔料で洗いましょう。専用クレンジング剤やオイルクレンジングなどは洗浄力が高い分、肌に必要な皮脂なども落としすぎてしまい、肌の乾燥を招く可能性があるので、洗顔後の保湿はいつもよりもしっかりと行うようにしましょう。

身体に塗った日焼け止めも、顔用のオイルクレンジング剤や専用のクレンジング剤でしっかりと日焼け止めを落としてからいつもの全身洗浄料で洗うのがベストです。

・普段使いの日焼け止め

クリームやジェルタイプなど日常使用している日焼け止めは、顔は通常の洗顔剤で、体はボディシャンプーでよく洗浄すれば問題ないです。洗浄後は、しっかり保湿することを忘れないでください。

■おわりに

紫外線から肌を守る日焼け止めが原因で肌荒れを起こしたら意味がありません。面倒がらずに、しっかり落とし、しっかり保湿のWしっかりで夏の肌ケアをしてください。

(下山 一/ハウコレ)

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