ネトフリ新作『気象庁の人々』でパク・ミニョンとソン・ガンが見せる「意外性」

パク・ミニョンは、当代随一の人気女優だけに、これまで様々な主人公を演じてドラマを華やかに飾ってきた。そんな中で彼女が一番サマになっていたキャラを振り返ってみたら、やっぱり『キム秘書はいったい、なぜ？』のキム秘書がピッタリだったのではないか。

ツンとしていてもどこか愛嬌があり、仕事ができて何でもテキパキとこなす。しかも、社内で並ぶ人がいないほど美貌に優れている。

そんな役がパク・ミニョンに本当に似合う、と思っていたら、新しいドラマ『気象庁の人々：社内恋愛は予測不能?!』はまさに適役だ。
ありがたいことに、Netflix（ネットフリックス）で同時配信される。韓国JTBCで2月12日から放送が始まったら日本でも一気に人気を集めるに違いない。

このドラマでパク・ミニョンが演じるのは、気象庁の総括予報課長を務めるチン・ハギョンだ。彼女はハッキリした性格。なにごとも自分の才能を信じてハツラツと仕事をこなしていく。『キム秘書はいったい、なぜ？』のキム秘書をさらに強力にしたキャリアウーマンになりそうだ。

しかし、職場では残酷な現実を抱えていた。というのは、ハギョンには結婚寸前までいった元カレがいて、破談したあともデスクを並べないといけない。

そんな過去を抱えていたハギョンに新しいラブロマンスが芽生えてくる。相手は恐るべき知能指数を持った予報官のイ・シウだ。彼は誰も真似のできないほど凄い天気予報を的中させるエリートだ。

そんなイ・シウを演じるのが、『ナビレラ－それでも蝶は舞う－』『わかっていても』で注目を集めてきたソン・ガンである。

確かに、ソン・ガンとパク・ミニョンには年齢差があるが、それゆえにドラマの随所で意外性が生まれ、2人はハラハラした関係をユニークに演じ分けてくれるだろう。それだけに、意表を突かれるほど面白いカップルの誕生を期待したい。

演出を手掛けるのは『椿の花咲く頃』で名声をとどろかせたチャ・ヨンフン監督である。

顔ぶれが揃った『気象庁の人々：社内恋愛は予測不能?!』が本当に楽しみだ。

文＝康熙奉（カン・ヒボン）