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【2024年の雨水はいつ?】読み方や意味は?雛人形を飾るのにおすすめの日?

  • 2022.2.5
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【2024年1月24日更新】「雨水(うすい)」は、季節の指標である「二十四節気」の2番目の節気。「降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期」という意味で、2024年は2月19日(月)〜3月4日(日)です。また、「雨水に雛人形を飾り始めると良縁に恵まれる」という言い伝えから、雛人形を飾るのにおすすめの日だそう。例年、この時期に見頃を迎える梅の楽しみ方も紹介します。


2月19日頃からの半月間は、「雨水」と呼ばれる季節。由来や気候の特徴、この時期の楽しみ方を、和文化研究家の三浦康子さんに教えてもらいました。

雨水とは?

雨水とは「降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期」という意味です。二十四節気の2番目で、春を6つに分けたうちの2番目の節気。毎年2月19日〜3月4日頃にあたります。

雨水の頃にはその冬最後の雪やみぞれが降り、以降は厳しい寒さが和らいで本格的な雪解けの季節が到来します。山に積もった雪が解けて田畑を潤したり、川や湖に張っていた氷も解けたりして、春の訪れを感じられるように。

雨水になると水が動き土が潤い始めるため、農業の準備を始める目安にもなっています。ただし北国では雨水以降もしばらく冬が続きます。

雨水に雛人形を飾ると良縁に恵まれる

3月3日の雛祭り(桃の節句)は、雛人形を飾って子どもの健やかな成長を祈るお祝い。雛人形には「いつから飾る」という明確なルールはないのですが、一般的には立春から2月中旬くらいまでに飾ります。前日に飾る「一夜飾り」は避けるほうがいいと言われています。

つい出しそびれてしまう人は、雨水に出すのがおすすめ。雨水に雛人形を飾ると、良縁に恵まれると言われているからです。これは、雛祭りは水に関係する行事で、雛人形は厄を移した人形を水に流していたことに由来するため、水が豊かになる雨水に雛人形を飾り始めると良縁がもたらされると考えたからだそう。

梅のお花見を楽しもう

例年、雨水の頃には梅の花が見頃を迎え、全国各地の梅の名所では「梅まつり」が開催されます。梅は桜と並んで古くから日本人に愛されている花で、奈良時代は「花見」といえば梅を鑑賞していました。

梅の木は近所の社寺や公園などに植えられていることも。花に気づいたら、ちょっと立ち止まってみてください。花の可愛らしい形や色、馥郁たる香りに癒やされ、春の訪れを感じることができるでしょう。

おうちで切り花の梅を飾って、お花見をするのもおすすめ。切り花でも2週間程度もちます。食事も、白米を梅の形に型抜きして中央に桜でんぶを添えた花形ご飯にしたり、梅の形に飾り切りしたニンジンで煮物を作ったりすると、食卓が華やぎ春めきますよ。

監修:三浦康子

和文化研究家。日本の文化を今に生かす方法をさまざまなメディアで提案。「行事育」提唱者。著書に『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)他多数。

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