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大腸がん専門医がすすめる、太らない、病気にならない「腸の習慣」とは?

  • 2022.2.4

登録者数18万人を超えたYouTubeチャンネル「現役外科医の教える薬に頼らない健康法 Dr.Ishiguroの健康スクール」で、さまざまな健康情報を発信している石黒成治さんの新刊『医師がすすめる 太らず 病気にならない 毎日ルーティン』(KADOKAWA)が1月26日に発売された。

本書は、20年間に2000人以上の大腸がん手術に携わってきたがんの専門医であり、予防医療のヘルスコーチでもある石黒成治さんが、医学的な根拠と自らの実践をもとに、太らず、病気にならない、腸から健康になる習慣を伝える実用書だ。

感染予防のために「免疫力」が注目されるなか、近年、免疫力アップには筋肉がダイレクトに影響を与えることがわかってきたという。そこで本書では、毎日の生活で具体的に何をしたらよいのかに重点を置き、食事法、レシピ、筋力トレーニング法、体験レポートも加え、わかりやすく構成している。

1日から始められる初級実践からスタートして、2日間の中級実践を経て28日間の上級実践と、段階的にルーティンを身につけられる。さらに、「習慣化」のために必要な戦術も学べる。

こんなあなたにおすすめです。
・医師のデビデンスに基づいた健康法が知りたい。
・健康的にやせたい。
・免疫力をアップして病気にならない体になりたい。
・便秘、肌荒れなどの不調が気になる。
・体力の低下を感じる。
・薬に頼らずに食事法や筋トレなど生活習慣を変えて「最高の体調」を手に入れたい。
・日々できる健康法(食事法・トレーニング法など)を詳しく知りたい。
・続けられる「習慣化」の秘訣が知りたい。

理論編と実践編で構成され、誰でも習慣化しやすい

イラストも多数掲載されているので、わかりやすく、読みやすい一冊。

本書で紹介されているルーティンの例は以下の通り。

Dr Ishiguroがすすめる太らず、病気にならない毎日ルーティン例
・朝一番にレモン水でデトックス
・腸内細菌が喜ぶカラフルサラダ
・スープで糖質依存をリセット
・腸を休ませる食事時間法
・30秒の筋トレで病気予防
・深呼吸して7時間以上寝る ほか

今すぐ実践できそうなものもありそうだ。

1メートルの壁が登れない...

石黒さんは5年前、子どもとキャッチボールをしていたとき、公園の外に転がっていったボールを取りに行くため高さ1メートルほどの壁を乗り越えようとして、足が上がらず愕然とした、という。「20年以上かけてゆっくりと筋力が落ち、そして体に脂肪がついた結果、たった1mの高さを上ることが困難になっていた」という。このように、ちょっとした高さでも登れなくなった、階段を駆け上がると息切れがひどい、肩の痛みが1カ月以上とれないなど、体力の衰えを訴える「体の出すサイン」を無視して放っておくと、体力はどんどん低下してしまう。そのサインに気付き、食事だけでなく、筋肉を維持することがとても大切だ、と石黒さんは説く。

食事、運動、睡眠、そしてストレスへの対処。それらの重要性に気づき、今この瞬間に行動を起こすことがあなたの健康寿命を左右します。毎日の生活習慣を変えることで、太らず、病気にならない人生を目指しましょう。

本書の目次は次の通り。

理論編と実践編で構成。確実に習慣化できる
1章 健康はすべて「腸内環境」が決める
2章 脳をだます「習慣化」の重要性と、7つの作戦
3章 頑張らない「筋トレ」が万病を防ぐ
4章 初級実践 1日からすぐに始められる健康習慣10&筋トレ30秒
5章 中級実践 2日間の「ボーンブロスファスティング」&筋トレ2分
6章 上級実践 28日間の「間欠的ファスティング」&HIITトレーニング4分

この本が1冊あれば、食事も運動も健康的にアプローチできそうだ。どこかに不調が現れたら体のサイン、放置せずに改善していくことで、健康を維持していきたい。

■石黒成治(いしぐろ せいじ)さんプロフィール

消化器外科医/ヘルスコーチ。1997年、名古屋大学医学部卒。国立がん研究センター中央病院で大腸がん外科治療のトレーニングを受け、名古屋大学医学部附属病院、愛知県がんセンター中央病院、愛知医科大学病院に勤務。現在は予防医療を目的とした健康スクールを主宰しヘルスコーチとして活動中。Dr IshiguroのYouTubeチャンネルは登録者数17万人超。著書に「食べても太らず、免疫力がつく食事法」「医師がすすめる少食ライフ」(クロスメディアパブリッシング)がある。

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