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無添加化粧品?オーガニック化粧品?化粧品選びのポイント3つ

  • 2015.8.22
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こんにちは!15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。オーガニックな食べ物やシャンプー、化粧品などが人気の近年ですが、無添加やオーガニックの定義って皆さんご存知ですか?

「添加物がないと無添加なんじゃないの?」とも思いがちですが、防腐剤であっても天然成分のものもありますし、国際的な基準に沿ったオーガニックコスメもあれば、植物由来の成分を使っているから「自然派化粧品」としているものもあります。日本で発売されている化粧品は、薬事法に沿った成分のものが発売されているのですが、配合成分はメーカーによって様々です。「オーガニック」と書かれてるから肌に良さそう!と選ぶよりは、自分に合った成分を知って選びたいですよね。

■防腐剤は添加物?!防腐剤アレコレ

化粧品の成分を見た時に「防腐剤」と書かれていると「添加物?!」と怖くなることありませんか?化粧品は、防腐剤や防カビ剤など様々なものが含まれていますが、化粧品が腐敗したり、カビや雑菌が繁殖して肌にトラブルを起こさないようにする為には必要な成分でもあります。

暑かったり寒かったり湿度が高かったり・・・不衛生な手で触ったり、ゴミが入ったりと化粧品の保存環境は過酷なので、使用期間中のトラブルを防ぐ為に入っています。防腐剤といっても、成分は様々で天然成分もたくさんあります。グレープフルーツ種子やローズマリーのエキスなどが防腐剤として使われている場合もあります。合成成分が使われていないので「オーガニック」や「自然派」と書かれていることがありますが、天然由来のぶん、防腐剤としての効果もやや低く、化粧品の使用期限が短いこともあります。

防腐剤に天然成分が使われている場合は、早めに使いきるようにしましょう。そして、天然成分だから肌に合うとは限りません。合成された防腐剤である「パラベン」だと肌が荒れないのに天然成分は荒れる、という相性もあります。「添加物だ!」と毛嫌いせず、成分の相性を確認してみてくださいね。

■「オーガニック」な原料だけ?

オーガニック化粧品と言うと肌に良さそうなイメージでついつい手に取りがちですが、オーガニック成分のみで作られた化粧品と化学的な成分をごく僅かだけ使用している化粧品とがあります。オーガニックの国際的な基準に沿っている製品もありますが、日本ではまだ「オーガニック」の明確な基準がない為、ホホバ油やアロエ、キャロットエキス、日本酒などの天然成分しか配合されていないものもあれば、化粧品の劣化を防ぐ為に添加物を使用しているオーガニック化粧品もあるのです。

■防腐剤、殺菌剤と天然成分

例えば、タイムやティーツリーなどは殺菌効果も高いとされていますが、肌には刺激が強い場合もあり注意が必要です。医療現場でも消毒や殺菌に使われている塩化ベンザルコニウムという成分は、化粧品に含まれていることも多いですが、化粧品に使う場合には配合制限が設けられています。

化粧品によって成分は様々なので「オーガニック」「無添加」だけで化粧品を決めずに、成分表を確認して選ぶのが大切なポイントです。

■おわりに

化粧品というのは、古くはオーガニックが当たり前で、花の蜜や天然の色素など天然成分がほとんどでした。でも、天然成分でも刺激になる場合や、紫外線を浴びると変化してしまうものもあり、様々な添加物が加えられることで日持ちするようになったものも多くあります。便利なようで難しい「成分」ですが、自分に合うものを知る為にも少しだけ勉強しておくと便利ですよ。

(川上あいこ/ハウコレ)

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