【New Open・手取本町】「発酵」がつなぐ、人・モノ・時間。禁断の扉、開けたかも?!

コロナ禍とはいえ、週末には宮崎、鹿児島…とちょこちょこお出かけしていたけれど、ここ最近はそれも気が引ける状況に。そこで、2カ月ほど前から気になっていたお店にいざ出陣！ということで、初めてお邪魔したのが市役所裏にある「ボンサンテ」さん。

おしゃれな雑貨屋さん？カフェ？レンタルスペースのようにも…？いったい、ココは？？

場所は、市役所駐車場から道をはさんだ向かい側。大きなガラスと天然木、白を基調にした、とってもステキな雰囲気。長い机と木のカウンター、やっぱりカフェなのかしら？と思っていると…

「発酵の力を、育み、食べ、学ぶ。」「活きた酵素」と書かれたフラッグを発見

どうやらキーワードは「発酵」「酵素」のよう。勇気を出してお店に入ってみると、Bigスマイルで迎えてくださったのが、店主の高田さん。

実はこの場所は以前、高田さんの義理のご両親がブティック（modeたかだ）を営んでいたそう。高田さんご自身が美容と健康のため趣味で始めた酵素エキスが、「飲んでいると、なんだか調子がいい」と、お友だちの間で瞬く間に評判に。

そこで本格的に勉強をされ「発酵マイスター」の資格を取得、この場所にお店をオープンしたのが、昨年9月だったのだとか。

酵素教室＆WS、酵素ドリンクカフェ。自然食品や雑貨も扱っています

お話を伺ううちに、いろいろなギモンがスッキリ！ この大きな机は、自分で酵素を作る「酵素教室」や、フラワーアレンジメントをはじめとしたワークショップに使うためのもの。さらにカウンター奥に並んだ酵素シロップを使ったドリンクが、こちらでいただけるのだそう。 それにしてもこの空間、おしゃれすぎませんか。とっても心地よくてホッとできます。

ドリンクメニューには、ブルーベリーの酵素（550円）・青パパイヤの酵素（600円）・杜仲の酵素（600円）など、たくさんの種類が。「メニューにないものもありますよ。今日は渋柿もご用意しています」。

それぞれお水かソーダ割、2つの酵素をブレンドしたタイプもありました。

こちらがウワサの酵素シロップ！ 右から、リンゴ・生姜・パール柑。よく見ると、シュワシュワ静かに発泡しています。素材はすべて地元九州産の無農薬・減農薬のものを使用されてるそう。

「酵素は生き物なので呼吸をしています。だから、ビンを少し開けておかないとダメなんですよ」

奥の2つはニンジン！ 時期によって素材は入れ替わるので、詳しく知りたい人はSNSでチェックできますよ。

酵素ドリンク初体験！ 苦い？酸っぱい？…、想像がつきません

迷いに迷って、ブルーベリー（右）と渋柿（左）をオーダーしました。大きめのワイングラスで提供しているのは、香りもしっかり楽しんでほしいとの想いがあってのこと。まるでワインのようですね。

渋柿というから、勝手に濁ったオレンジ色を想像していましたが、大誤算！ 渋柿の方が甘柿に比べポリフェノールが豊富なので、こちらを使っているそう。

渋柿ドリンクをひと口、、、、全然苦くない！ 穏やかな甘さ、少し柿を感じる香りやまろやかさ。

続いて、ブルーベリー、、、スッキリ＆ほんのりとした甘さ。こちらも飲みやすい！

「普段はあまりお出ししていないんですが、（酵素の）原液も試されますか？」と、うれしいお声がけ。

もちろん！いただきます！ 左がいちょう、右が赤松。 えっ、フルーツや野菜だけじゃないんですね。どちらもほんのり木の香りがして、穏やかな甘さ。原液でも飲みやすいです。

いちょうはボケ防止（頭の巡りをよくする）、赤松はビタミンＣが豊富で、浄血作用もあるとか。私のような世代にはうれしい限りです！

ちなみに中央のボトルが、私がいただいたブルーベリーの酵素シロップ。生き物である酵素は、熟成が進むにつれ味わいも変わってくるそう。同じ材料でも季節や作り手によって味や熟成期間が違うそうです。

オリジナルの「シアバター」こちらもスゴイ！

実は店主の高田さん、発酵より前に商品として手掛けていたのが、この「ミキバター」。薬品を一切使用していない、100％オーガニックのオリジナル・シアバターです。

ぜひ試してください！のお言葉に甘えて、手のひらに伸ばすと、ア～ラ、びっくり！ のび～る、のび～る、そして速攻潤ってます❣ 暖房と大雑把なケアでバッサバサの髪にもスーッと伸ばしてみると、みるみる潤ってます❣

写真のサイズはナチュラル・ラベンダー・ゼラニウム（各1100円）・月桃・季節の香り（各1210円）、大きめサイズもありました。

これは本物！と直感で購入決定。ラベンダーを約1週間毎日使ってますが、バッサバサ髪もガッサガサくちびるも、ビックリするほど生き返りました。感謝、感激です💛

発酵食品や自然食品、作家さんのハンドメイド雑貨も各種あり

こちらは同じ発酵の師匠から学んだお仲間、大分の「TAOオーガニック」さんの酵素シロップ。

黒豆麦茶やほうじ茶ラテ、ドレッシング…と健康に良さそうなアイテムがいっぱい。

ほかにもチェコ在住の作家さんのビーズアクセサリー（3000円くらい～）や、Lovikkaさんの可愛いポーチやミニバッグも販売されています。1つ1つ表情が違って、ほんとうに愛らしいです。ちょっとしたプレゼントにもピッタリ。

週末には韓国料理のテイクアウトも発酵つながりとはいえ、マルチすぎます！

実は、"まん延防止"に入る前は、高田さんの娘さんがクラフトビール＆自然派ワイン＆韓国料理を愉しむお店を週末の金曜・土曜限定でされていたそう。いまはカタチを代え、テイクアウトで、お料理を提供しています。 ※詳細は「りかちゃんの家 @rikachannoie」のインスタをチェック！

チャプチェとキンパ（各650円）と辛いさきいか（350円）をいただきましたが、、、 旨い、うんま～い、美味い！ 本場韓国で味わったことがないのですが、きっとこれは現地の味。チャプチェはさつまいもの麺がもっちもち、大きめに切ったパプリカや牛肉の旨み、全体がやさしくまとまっています。 酵素玄米を使ったキンパは、具がたっぷり＆玄米の食感がたまりません。

次は、ぜひ「手作り酵素教室」に参加❤ "発酵"の沼にはまりかけています

店名の「ボンサンテ」。その意味は、フランス語で”健康に感謝”なのだとか。

「お薬を使わない、お薬に頼らない、健康づくりがしたかったんです」と店主。高田さん手作りの酵素シロップが人から人へと繋がり、広がる。そしてこの場所で、新たな人と人との出逢いが広がる。

地元でとれた季節の果物や植物、1滴1滴ろ過された天然水、お砂糖（てんさい糖）、材料はシンプルに3つだけ。作る人が手でかき混ぜ、そして何週間も呼吸をしながら育つ「発酵シロップ」。

コロナで何もできない、毎日が楽しくない。そんなときに知った、まったく新しい世界。私も自分オリジナルのシロップが作りたい、酵素女子になる！と強く思うのでした。

酵素教室は毎週火・水・木・土曜に開催されています。HPから問い合わせ・申込ができるので、興味のある人はぜひぜひ。これからは、甘夏やデコポンの季節のようですよ。

リビング熊本スタッフ／りきてん

【2021年9月OPEN】 発酵と暮らしの店 Bonne Sante（ボンサンテ） 住／熊本県熊本市中央区手取本町2-14 営／10:00～18:30 休／日曜・月曜 096-323-6950 発酵教室の予約＆問合せ https://bonnesante-kouso.com/ Instagram ＠bonnesante430