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いつも大ゲンカ! 思春期で生意気なわが子と冷静に接するコツ

  • 2015.8.20
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【ママからのご相談】

小学6年生の娘がいます。最近、生意気になってきていて、少ししゃべるとすぐにカッとするような口の利き方をされるため、イライラして仕方がありません。また、つい言い返してしまうため、大ゲンカになってパパに止められることもしばしば……。 おそらく相性が合わないと思うのですが、どう対処すればいいのでしょうか?

●A. 合わないと思えばそこで試合終了! 親も成長のときです。

こんにちは。在宅ワーカーでライターの川中利恵です。

産まれたばかりのころはかわいかった子どもたちも、成長につれてどんどん大人へ近づいていきます。2歳児の“でもでもだって期”を乗り越え、やっと少し落ち着いたと思ったら、いつのまにか小学生、そして中高生になり、思春期という最大の山が訪れ、途方に暮れている方も多いかもしれません。わたしもその一人でした。

個人差はもちろんありますが、ご相談者さま同様、思春期の子どもとの接し方に悩まなかった親はいないのではと思います。

●自分でもキレた理由がわからない。それが思春期です

思春期は、心も体も大人になってゆく過程であり、ホルモンバランスがこれまでと大きく変わる時期です。ホルモンバランスが崩れてしまうと、ささいなことでイライラする、怒りを抑えられない、落ち着かないという症状が起こりやすくなる傾向があります。生理前や更年期などに、気分が不安定になった経験がある方も少なくないのではないでしょうか。

ホルモンバランスの乱れを穏やかにするためにも、まずは規則正しい生活と適度な運動、上手なストレス発散は必須ともいえます。

本来、思春期を乗り越え、大人なった親は、これらの戸惑いを受け止め、うまくなだめなければならないのですが、親だって人間です。あまりの言葉に腹が立ったり、イライラをうまく制御できなくて口論になってしまったりこともあるでしょう。

●子育ては“自分育て”。今のお子さんの姿はあなたのマネっこかも!

子どもたちは、親や身近な大人の行動を、見ていないようで本当によく見ています。子どもの良くない言葉の使い方と行動を、冷静に観察してみてください。

どうしても腹が立つ、言い返してしまう、というときは、その場では一旦黙ってトイレに行くなど少し距離を置き、何度でも、「冷静になれ」と自分に言い聞かせましょう。これはペアレントトレーニングでも使用される、“自己教示”という技法です。

冷静になって子どもの言動を観察すると、自分や身近な人が同じ言動をしていることに気づくのではないでしょうか? もしくは、自分が思春期のころに親に対してしていたことと同じことをしていると気付くこともあるかもしれません。

“子は親の鏡”とよく言ったもので、「大人は良くて子どもはダメ」という大人の倫理は、子どもには通用しません。特に思春期の子どもは大人の発言に潔癖なところがあります。子どもに注意すべきこと、してほしくないことは親も絶対しないこと。それから、言葉と行動に矛盾がないよう、まずは大人が気を付けてみてください。

●考え方を変える“よかった探し”をしてみよう!

もしあなたが子どものころ、親の顔色を窺って意見すらいえない環境下にあったなら、自由にふるまえるわが子に腹が立つかもしれません。もし幼いころ、悪いことをしなければ振り返ってもらえない環境で育っていたとしたら……。

過去と今は必ずつながっています。虐待が受け継がれやすいと言われるのは、過去の習慣や思考が染みついているためだとも言われています。それは、悲しいスパイラルといっていいでしょう。

もちろん過去は変えられませんが、未来は変えられます。それは、自分自身の受け止め方を変えることです。怒りの感情の代わりになる思考や行動を取り入れる方法として、『思春期の子に、本当に手を焼いた時の処方箋33』(土井高徳・著)では、“幸せさがし”を提唱しています。

ママの年代によっては、不幸な境遇の中、常によかった探しをしている少女が主人公のアニメを思い出すかもしれません。よかった探しを続けた少女は、最後にはハッピーエンドになりましたが、まさにそれと同じです。

多分最初は、いいところなんて思いつかないだろうと思います。それでも、1日3つずつ、3行でいいので“よかったこと”を書き残してみてください。手帳でも日記でも、スマホのメモ帳でも構いません。

そのうちに、「うちの子も案外いいところあるじゃん?」と気付くことができると思います。いいところを認めたうえで注意をする、話し合うということは、おそらく大きな一歩になるはずです。

わが子のケースですが、子ども本人でも、「なんであのとき、あんなことでキレちゃったんだろう?」と、後で思うことが多々あるのだとか。失敗に気づいたときに、すぐに謝ることができればいいのですが、なんとなく引っ込みがつかなくなったり、気まずくなったり……。それは誰にでもあることです。

思春期の子どもに対応するとき、同じテンションでイライラをぶつけ合うと、泥沼になるだけです。まずは親自身が心の内にある自らの子どもの部分を抑えて、成長する必要がありそうです。

難しいかもしれませんが、まずは、「冷静になろう」と自らに言い聞かせつつ、“よかった探し”をしてみてくださいね。一緒に頑張りましょう!

【参考文献】

・『思春期の子に、本当に手を焼いた時の処方箋33』土井髙徳・著

●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

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