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オークラの伝統に新風を吹き込むイノベーティブ・ガストロノミー「ヌーヴェル・エポック」が京都にオープン。

  • 2022.1.24
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日本におけるフランス料理の発展を牽引したシェフのひとりが、ホテルオークラ総料理長だった小野正吉。そのオークラフレンチとも呼ばれる本格的なフランス料理を継承しつつ、京都の食文化を融合させたのが、「ヌーヴェル・エポック」だ。

シェフを務めるのは、ホテルオークラの洋食部門で研鑽を積んだ山下亮一。オークラフレンチのスペシャリテである牛肉のパイ包み焼きには、フォアグラと相性の良い味噌と九条葱を加えたり、堀川ごぼうのフランにはオークラの代名詞とも呼べるコンソメを合わせたりと、伝統の中に京都らしい新しいエッセンスを盛り込んでいる。ランチとディナーのコースメニューは、季節に合わせ2カ月ごとに刷新する予定だ。

朝食は朝7時から10時まで、ビジターにも提供。京都北部の里、美山のヨーグルトや卵、野菜などフレッシュな食材をふんだんに使ったボリュームのあるブレックファストを用意している。オークラ伝統のフレンチトーストには、亀岡天然はちみつをたっぷりと添える。

料理だけでなく空間にも、京都らしいエッセンスが光る。「公長齋小菅」による繊細な竹格子のシェルフには、京都を中心に活躍する新進気鋭の作家たちによるアートピースを展示。寄棟造りを思わせる個室には、茶陶「朝日焼」の松林豊斎の茶盌を象徴的に設えている。

テーブルウエアにも、西陣織の箔が煌めく「HOSOO」のスタイリングマットや、「開化堂」のシュガーポットにミルクピッチャーなど、職人技に触れられる機会を用意している。

京人参のローストと車海老 豆乳ディップにクルミとデュカのアクセント
京人参のローストと車海老 豆乳ディップにクルミとデュカのアクセント
ヌーヴェル・エポックの内観
ヌーヴェル・エポックの内観
シェフの山下亮一
シェフの山下亮一

ヌーヴェル・エポック

京都市左京区岡崎天王町26-6 ホテルオークラ京都 岡崎別邸1階

営業時間/ブレックファスト 7:00〜10:00(LO)、ランチ12:00〜14:00(LO)、ディナー17:30〜20:00(LO)

予約/075-771-5766

https://okazakibettei.hotelokurakyoto.com

Text: Yuka Tsukano

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