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「1円玉」の価値が高騰中!?約5,000円相当になることも

  • 2022.1.22

ここのところ日本の1円玉の価値が高騰しています。平成の1円玉が5,000円相当になるケースも出てきました。

1円玉の価値が上がっているのはなぜでしょうか。その理由や平成の1円玉で高い価値がつくケース、そして1円玉の価値が高くなる条件をお伝えします。

■なぜ1円玉の価値が高騰したの?

近年1円玉の価値が高騰した理由は主に2つあります。

●1.キャッシュレス決済の普及で硬貨の発行枚数が減少している

キャッシュレス決済の普及により、年々1円玉の発行枚数は減少しています。発行枚数が少ない年の硬貨ほど価値が高くなる傾向にあるため、発行枚数が減っていけばその価値はさらに上がるかもしれません。

●2.中国の富裕層が日本の硬貨を投資対象にし始めた

中国の富裕層の間で日本の硬貨を投資対象にし始めたことも高騰の一つの理由のようです。特に明治・大正時代に発行された1円銀貨の価値は大きく上がっており、状態が良ければ8万円相当になるものもあります。

家に古銭がある場合は状態が良い1円銀貨を探してみましょう。その1円銀貨は意外と高く売れるかもしれません。

■平成発行の1円玉が「プレミアコインに」?それはどんな1円玉?

平成に発行された1円玉にも高い価値を持つ「プレミアコイン」が存在します。1円玉の発行枚数が少ない平成23、24、25、29、30年の1円玉です。

それらの年に発行された1円玉は3,000円以上の価値が認められる場合も。とりわけ発行枚数が少ない2011~2013(平成23~25年)の1円玉の中には5,000円相当になったケースもあります。

ただ、価値が高い1円玉、つまり「高く売れる1円玉」の条件は意外と厳しいようです。少なくとも以下に挙げる2つの条件をクリアする必要があります。

・残存枚数が少ない
・新品未使用で非常に状態が良い

なお、硬貨の価値を決める上で「古さ」はほとんど重視されません。

■財布の1円玉の価値は額面通りになる可能性が高い

1円玉によっては千円単位の価値があると聞き、財布の中にある1円玉の価値に期待する人もいるかもしれません。しかし、残念ながら「財布の1円玉」の価値は額面通りになる可能性が高いでしょう。

ただ、今後1円玉の発行枚数はますます減ることが予想されます。そのため、新たに発行される新品未使用の1円玉を銀行などで入手して、大事に保管すれば後年価値が上がる可能性はあります。その点に期待して新たに発行される新品の1円玉を入手してみてはいかがでしょうか。

文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

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