おうち時間とお散歩時間で楽しむ、おみくじ気分な正月菓子【ささやかですてきなもの 大谷有紀 vol.86】

 

わたしなりのささやかですてきなものを

おすそ分けできないかという思いではじまりました。

デザイナーの大谷有紀です。

 

 

おうち時間を大切に過ごしたいいま、

少しの散歩や外でのおやつの時間も楽しみたいところ。

 

今回は正月早々お取り寄せした

金沢の伝統的な金沢の正月菓子、

「福徳煎餅」と「辻占福寿草」をご紹介します！

 

 

嘉永二年に創業、

金沢で親しまれている老舗菓子店「落雁 諸江屋」さん。

こちらは限定数発売されている正月菓子「福徳煎餅」。

 

 

最中皮でできた福徳煎餅は、

打出小槌、砂金袋、福俵のおめでたい3つのかたち！

 

手のひらに収まるサイズ感、

細かな凹凸が美しい！！

 

 

最中皮を割ると、

中からミニチュアサイズの民芸玩具（食べられません）や小さな金華糖。

 

中身の縁起の良いモチーフは、全部で30種類ほど！

 

 

開けるまで何が出てくるかわからない、

わくわくどきどきな運試し的正月菓子。

おうち茶会で楽しめそうな一品です。

 

 

こちらは「辻占福寿草」、

フォーチュンクッキーのようなお菓子。

 

 

砂糖ともち米で作ったせんべい皮の中に、

日々を生き抜くうえで大きなヒントやユーモアに富んだ格言などなど‥

受け手により解釈が異なるような抽象的な言葉たち、

暗号のようで謎めいていて、ちょっと癖になります！

 

金沢の伝統的正月菓子をティータイムにプラス。

 

今回おすすめしたお店

落雁諸江屋

 

photo&text_yuki otani

 

 

PROFILE 大谷有紀

1981年福井県生まれ。2007年東京藝術大学大学院視覚伝達研究室修士課程修了後、株式会社資生堂宣伝部制作部入社。2016年よりフリーランスのデザイナーとして幅広く活動中。主な仕事に、Ponte Vecchio、RMK、ラフォーレ原宿、ANTIPASTなどのアートディレクション、ほぼ日、mina perhonen、KINTO、Zoff、ne Quittez pasとのコラボレーションなど。現在開催中の「ムーミンコミックス展」「創業200周年記念フィンレイソン展」アートディレクター も務める。

Instagram：@yuki_ootani
過去の作品・インタビューなど：https://linktr.ee/yuki_ootani