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【人気エディター・川口ゆかりの「ふたり暮らしのおしゃれレシピ」第42回】「旅した気分になれる!とっておきの隠れ家アフタヌーンティー」

  • 2022.1.22
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アフタヌーンティーといえば、ホテルのラウンジがおなじみですが、最近ではおしゃれなレストランやカフェでも気軽に楽しむことができるようになりました。そこで今回は、旅した気分になれる!とっておきの隠れ家アフタヌーンティーをご紹介します。

25ans Wedding

私のイチオシは、三軒茶屋の閑静な住宅街の一角にひっそりと佇む『台湾茶藝館 桜樺苑(インファエン)』です。本格的な台湾茶とともに現地さながらの台湾フード&スイーツがいただける、まさに知る人ぞ知るお店。

台湾茶の味を堪能しながら台湾の文化も感じられる場所

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店内に一歩足を踏み入れると、鮮やかな色彩の異国情緒あふれる空間が広がります。窓からも見える赤い紋様格子のMOON GATEは、昔の台湾・中国の邸宅や庭園の入口に設けられていた月窓。大切な人をお迎えする気持ちと異国への入口という意味合いが込めているのだとか。まるで台湾に来たかのようなサロン席、落ち着いた雰囲気の個室やワンちゃんと一緒に利用できるテラスなど、席の種類が豊富で、いつ訪れても新鮮な気持ちになれるんです。

どこを切り取っても絵になる空間

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鮮やかなブルーの壁に茶缶をイメージした赤い飾り棚。そのなかにはたくさんの茶器と茶葉がズラリ並んでいて、もう文句なしに可愛い。ついキョロキョロしてしまう(笑)。

少しずつたくさん。そんな欲張りな私たちにぴったり

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こちらでいただけるアフタヌーンティーセット(¥1,540/ドリンクは別途)は、スイーツ3種と台湾風軽食3種が盛り合わさったもの。一般的なティースタンドではなく、オリエンタルなカゴで提供されるのも、素敵でしょう?

一段目は大根餅に台湾風おこわ、草仔粿(チャオズグォ)の3

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どれも台湾茶に合わせたやさしい味付けになっており、ひと口ほおばるたびにじんわりとおいしさがあふれてきます。なかでも特におすすめは草仔粿(画像・右)。もっちりとしたお餅のなかに切干大根が入っている台湾風草餅で、甘くないのが一般的なのだとか。本場の味を忠実に再現した味は、台湾出身のお客さまからも「懐かしい味!」と絶賛されたのだそう。台湾を旅したことがある方には、ぜひとも食べて欲しいですね。

二段目は甘さ控えめのスイーツ

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四季春という烏龍茶を練り込んだしっとりとしたチーズケーキに杏仁豆腐、桜型の緑豆のお菓子。どれもなめらかで口溶けが良く、ほのかに素材の甘さを感じます。ひとつひとつ丁寧に手作りされたスイーツや軽食がこれだけ楽しめて¥1,540は、お値打ちかと♡ そして、アフタヌーンティーといっしょに楽しみたいのが本格的な台湾茶です。

台湾茶器を使ってお茶を淹れる「工夫茶」スタイルで

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お店で扱っている茶葉は全部で12種類。産地や飲み方について教えていただきながら、好みの茶葉を選んでいきます。

1煎目、2煎目と重ねていくごとにお茶の味も変化!

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この日は標高1,600mの奇莱山で育った「冷香」という高山烏龍茶(¥1,430)をいただきました。1煎目はオーナーの何 宛樺(か えんか)さんが目の前でお茶を淹れてくれます。その作法が美しいこと。

ふわりと鼻に舞い上がってくる、さわやかな香り

聞香杯で香りを楽しんだ後、ゴクゴク飲むのがもったいないと感じるほど、奥深い味わいにただただ感動するばかり。なんでも、高原野菜と同じように寒暖差のある高い山で育った高山烏龍茶は、旨味や甘味がギュッと濃縮されているのだとか。なるほど……。知れば知るほど奥が深い台湾茶。その魅力にどっぷりと引き込まれてしまうのでした。

いつかまた旅に出るときを心待ちに

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絶品のアフタヌーンティーだけでなく、本格的な台湾茶を心ゆくまで楽しめる秘密の場所。いますぐ旅立つことは難しいけれど、また旅ができる日を夢見て。

今週末は近場で非日常を味わってみませんか。

次回は2月12日(土)です!

写真・構成/川口ゆかり

25ans Wedding

さまざまな女性誌やWeb広告でエディターとして活躍するかたわら、JSIA飾り巻き寿司1級インストラクター資格を取得。季節の飾り巻き寿司レッスンをメインに、ファッション誌のフードスタイリングや企業のレシピ開発なども行っている。日々の暮らしは、Instagram(@yucarikawaguchi)まで。

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