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厳選!メンズショップ14 vol.7|SOFTS

  • 2022.1.22

並ぶのは、背景やディテールを熱く語りたくなる洋服ばかり。店主との会話はいつでも刺激に満ちている。プレッピー、ミリタリー、ワーク、アウトドア…、掲載した商品はすべて『GINZA』読者におすすめです。

SOFTS

吉祥寺の“仙人”と
服のカオスを楽しむ


店主の我妻亮さんもどこに何があるかわからない!ミリタリーからワークにアウトドア、どこから手をつけるべきか迷うほどにギュウギュウに押し込まれた洋服は、“皆が必要としなかったもの”だとか。

「そうした補欠たちに、ファッション的な見立てをつけて、さもレギュラーのように並べているのがこの店なんです」

自分の直感を信じるよりも、レジ奥に忍者のように潜んだ我妻さんに“物語”を聞いたほうが、間違いなく早い。店内の棚やラックで熟成され、そのままデッドストックになったものもあったり。吉祥寺の屋上には、いつも驚きと発見が眠っている。

キャップやバンドT、シューズが積まれた最奥部は自然光が唯一入るスペース。薄暗い店内で洋服の正しい色を確認できる場所である。

我妻さんが手にしているのは、〈サロモン〉の山岳用のシューバッグ ¥3,850。ミリタリーマニアの間ではおなじみとなったコヨーテカラー。「短いハンドルも付いているので、僕はハンドバッグとして提案しています(笑)」

『レ・ミゼラブル』のロゴをモチーフにした〈アイル スケートボード〉のパーカ ¥11,000。

ペインターの松田水緒さんが古着に直接ドローイングを描き込むブランド〈OMA〉のアーミーシャツ ¥39,600。背中に耳がペイントされたアイテムなんて、どこを探してもない。

我妻さんとサイクルウェアブランド〈CCP〉が不定期でリリースするゴーストラインの袴パンツ ¥41,800。

アメリカのスーパーにありそうな雰囲気をゼロから丁寧に手がけるジャパニーズブランド〈スモーク トーン〉の半袖のフリースシャツ 各¥8,250。目のつけ所が違う。

GINZA2021年10月号掲載

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