今回ご紹介するのは「注す」という言葉です。
送り仮名の些細な違いで読みが変わるので、意外と間違えやすい言葉でもあるんです。
皆さんは、正しく読むことができますか?
「注す」の読み方とは?
「ちゅうす」と読んだ方も多いのではないでしょうか?
間違いではないのですが、この場合には「注する」と表記することが多いです。
今回はもう一つの読み方を、送り仮名含めて“二文字”で考えてみてください!
それでは正解を発表します。
正解は「さす」でした!
「注す」はどんな意味?
「注す(さす)」を辞書で調べてみましょう!意味は下記の通りでした。
1 酒をすすめる。
2 ごく少量の液体をある部分にそそぎ入れる。
3 液体をほかの液体や容器の中へ少し、または少しずつ加え入れる。
4 補い加える。つぎ足す。
5 ある部分に色をつける。
6 しるしや訓点などをつける。
7 火をともす。
[可能]させる
出典:松村明監修、池上秋彦・金田弘ら編集『デジタル大辞泉』(第二版)、小学館(2012年11月2日発行)
いずれも「さす」と読む「差す」や「点す」という言葉と同様の意味を持ち、「目薬を注す」というように使うことができます。
また、「注する(ちゅうする)」という場合には以下のような意味があります。
1 本文中の語句を取り出して注釈をほどこす。
2 説明を書きつける。また、記す。
送り仮名の些細な違いで意味が異なるので注意してくださいね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
「注す」は「さす」と読むことができます!
「注する」は「ちゅうする」と読み“注釈”といった意味になるので、送り仮名の違いに注目してみてくださいね!
どちらを見かけた場合にも読めるように、ぜひこの機会に覚えておきましょう!