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「仮令」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.2.23
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簡単な漢字でも、組み合わさると読むのが難しい熟語って多いですよね。

今回ご紹介する「仮令」もその一つかもしれません。

皆さんは、正しく読むことができますか?

 「仮令」の読み方とは?

「仮(かり)」や「令(れい)」とは異なる、ちょっと特殊な読み方をします。「仮令ば」というように、後ろに「ば」を補って使うことが多いですよ!

少し難しいかもしれませんが、正しい読み方が思い浮かんだ方はいますでしょうか?

それでは、正解を発表します。

正解は「たとえ、たとい」でした!

「仮令」はどんな意味?

「仮令(たとえ、たとい)」を調べてみましょう!

意味は下記の通りでした。

1 (あとに逆接条件を表す「ても」「でも」「とも」などを伴って)仮にある事柄を想定しながら、結果はそれに影響されないことを表す。もし…だとしても。仮に。よしんば。たとえ。
2 (多く、あとに「ば」を伴って)もし。仮に。

出典:松村明監修、池上秋彦・金田弘ら編集『デジタル大辞泉』(第二版)、小学館(2012年11月2日発行)

 

現在は「たとえ」の方がより使われていますが、これは「たとい」の音が変化したのではないかと考えられているんだそう。

また、「けりょう」と読むこともでき、以下のような意味になります。

《たとえば、たといの意の漢語「仮令」を音読みにした語》
[副]1 たとえば。2 たとい。かりに。3 およそ。4 (多くあとに「ばこそ」を伴って)たまたま。さいわい。
[名・形動ナリ]かりそめのこと。いいかげんなこと。また、そのさま。

出典:松村明監修、池上秋彦・金田弘ら編集『デジタル大辞泉』(第二版)、小学館(2012年11月2日発行)

 

こちらは漢語を音読みにしたもので、古い時代に書かれた文書などに登場しています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

「仮令」は主に「たとえ」と読むことができ、他にも「たとい」「けりょう」と読むことができます。

「仮に」という意味が含まれているので、漢字から意味を連想すると覚えやすいのではないでしょうか?

「たとえば」という言葉自体はよく使う表現ですが、漢字表記は知らなかったという方も多いかもしれません。ぜひこの機会に押さえておきましょう!