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【計算クイズ】「電卓なしで解ける?」一見複雑なかけ算、“暗算”で解けますか…?

  • 2022.3.27
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普段の生活の中で計算をする場面というのは、意外とたくさんありますよね。

1桁同士の掛け算なら小学校で覚えた九九で答えを出せる方がほとんどでしょう。一方で、2桁同士の掛け算になると電卓を用いる方が多いのではないでしょうか。

実は、2桁以上の掛け算でも、いくつかのコツを覚えておくだけで暗算できる場合があるのです。今回は、そんなコツを使って解く暗算の問題を出題します。

筆算や計算機を使わずに、暗算で解いてみてください!

答え

ここでは、18と15を計算しやすい形に変形することがカギとなります。

それでは答え合わせです。

18×15 の答えは、270でした!

解説

頭の中で計算をする時に、まず考えたいのは「どのように数を変形すれば暗算しやすくなるか」ということです。

例えば、数を上手にまとめて「切りのいい数字」に変形してみましょう。

今回の18と15をよく見てみると、一方は偶数で、もう一方は5の倍数であることに気がつきます。

偶数は2×●●と表せる数なので、5の倍数と掛ければ10、20、30…という切りのいい数字になるはずです。

そこで18を9×2として、

18×15

=9×(2×15)

と、2と15を先に計算してしまえば

9×30

となるので、あとは1桁の計算で簡単に暗算できるのです。

掛け算は、例えばA×B×CならばA×C×BやB×C×Aと、数の順序を変えても答えが一緒になります。この性質を利用して、切りのいい数字にすればぐんと暗算しやすくなるのです。

ただし、足し算や引き算では数の順序を変えると答えは異なりますから、この方法は使えないので注意してくださいね。

まとめ

今回の暗算のコツは、偶数と5の倍数の掛け算ならばどんな数にも応用することができます。ぜひ、暗算が必要なシーンで活用してみてください。



ライター:吉野あゆみ
完璧文系の大学時代から中学数学の家庭教師アルバイトをしていた、隠れ数学好き。現在も数学の教科書や問題集を校正しながら、文系目線で数学に向き合っています。数の世界の楽しさを、みなさんにお伝えしていきたいです!
編集:TRILLニュース