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清水尋也“大先輩”佐藤二朗との共演に感激「すごく勉強させていただきました」

  • 2022.1.20
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清水尋也さん
清水尋也さん

映画「さがす」に出演する俳優の清水尋也さん。同作は、大阪の下町で暮らす原田智(佐藤二朗さん)と娘の楓(伊東蒼さん)。「指名手配中の連続殺人犯を見た」という智の言葉を、楓はいつもの冗談だと聞き流していましたが、翌朝、智が突然姿を消してしまい…失踪した父を捜すサスペンスです。清水さんは指名手配犯の山内照巳役で出演します。

オトナンサー編集部では、清水さんに単独インタビューを実施。出演の決め手や役へのアプローチなどについて聞きました。

現場で起きることを優先する

Q.出演の決め手を教えてください。

清水さん(以下敬称略)「台本を読んだときに心から面白いと思えたことですね。佐藤さんと共演できることも光栄なことですので、新たな経験と挑戦になると思いました」

Q.役へのアプローチはどのようにされましたか。

清水「いつもと変わらず、現場で共演者の方々とセリフを交わしてから考えました。相手がどうセリフを話すか、イントネーションだけでも感じが変わってきます。そこでどう感じるかを大事にしているので、あまり固め過ぎず、現場で起きることを優先するようにしています。そのやり方が自分の肌にも合っています」

Q.癖のある役は演じがいがありますか。

清水「そうですね、これまでも癖のある役はありましたが、山内役は、よりディープな役でした。この役も変態じゃないですか。普通とは逸脱している人間だったので面白かったです。自分では考えられないし、突拍子もありません。そこをどうリアルにするか考えて、もっと気持ちの悪い顔を見せたいとか、普段ではできない表現がたくさんできて新鮮でした」

Q.癖のある役と普通の役ではどちらが演じやすいですか。

清水「どっちも変わらないです。結局、自分じゃない人間を演じるので、アプローチも変わらなければ苦労も変わらないです。得意なものはありませんが、苦手なものもありません。役者として、全部できないといけないと思っています」

Q.佐藤さんとの共演はいかがでしたか。

清水「すごく勉強させていただきました。大先輩なので失礼のないように、追いつけ追い越せのつもりで背中を追いかけていました。現場では、気さくに声を掛けてくださり、お芝居でも『清水君的にはどうしたいの』とか、『こうした方がやりやすいよね』と、こちら側の目線で提案をしてくださり、うれしかったです。一番近いところで佐藤さんの芝居を見られて勉強になりました」

Q.演じる際に意識していることはありますか。

清水「感情を強く表現することは減ってきたかもしれないです。自然なトーンというか、例えば、怒鳴ったり、静かに怒ったりいろいろな怒り方があると思いますが、自分でできる範囲であればトーンを意識しています。あとはセリフのリズムですね。聞いていて心地よいリズムにしたくて、息継ぎをしたり、文字が余っていて、リズムが崩れるところは語尾を変えて収まるように意識しています」

Q.2022年の抱負を教えてください。

清水「やることは変わらず、いい作品を作って、皆さんに喜んでもらいたいと思っています。振り返ると、名前を知ってもらえたと感じる年だったので、前から応援してくださっている方の期待を裏切らないようにしつつ、新しく、清水尋也を知ってくださった方の興味が薄れないようにしたいです。

一度面白いと思ってもらえただけでは続かないと思うので、興味を持っていただいているタイミングで、次の作品を見ていただき、面白ければ、その後も応援してもらえると思うので、期待を裏切らないようにできればいいなと思っています」

映画「さがす」は1月21日から全国公開。

オトナンサー編集部

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